きょうの聖教新聞 2007・5・16

★名字の言

南アフリカの先人の知恵に「ウブンツ」という言葉がある

▼通りすがりの旅人がいた。彼とは面識もない。自分が一杯しかない水を飲もうとした時、ふと思った。“私も喉が渇いているのだから、彼もきっと、喉が渇いているのではないか。ならば、このわずかな水を飲ませてあげたい”。一人の飢えは、私たち皆の苦しみー「ウブンツ」とは、そういう「思いやり」「共生」のことだと南アの友人が教えてくれた

▼今、こうした「利他の精神」が注目されている。ノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・セン博士は、近年の東・東南アジアの経済発展について、その「成功の土台」に、「他者を助ける能力を発揮しうること」を挙げている(『貧困の克服』)

▼自分自身に直接、関係がなければ見て見ぬふりをする。端から見ているだけの傍観者。その根っこにあるのは“利己主義”だ。そんな社会が成長するわけがない。セン博士が共感を寄せるのが、地球に蔓延する利己主義と断固として戦ってきた池田SGI会長の理念と行動である

SGI会長は訴えるー民衆の胸中に「利他の心」を打ち立て目覚めさせる。これこそが「平和建設の要諦」と。私たちは、その誉れある陣列に連なっている。( 葉 )

★池田SGI会長 ロシア連邦 ベールィ大使と会談
 大使   池田会長の貢献に感謝 両国に対話と友好の橋
 SGI会長  会うことが信頼の基本 未来へ青年の大交流を

★ロシア美術館展が好評
 上野の東京都美術館で  東京富士美術館が企画
 ベールィ大使 ロシアと日本の国民の相互理解を推進

★わが友に贈る
 「異体同心なれば
  万事を成し」である。
  広宣流布
  大目的のために
  団結の力で勝て!