きょうの聖教新聞  2007・6・15

★名字の言

▼無防備な街や市民を狙う「戦略爆撃」は、1940年のロンドンをはじめ、日中戦争で中国・重慶でも行われている

▼平和学者のE・ボールディング氏は「人間の道徳的退廃は、『犠牲者と離れた場所からの爆撃』から始まった」と語る。(池田名誉会長との対談集『「平和の文化」の輝く世紀へ!』潮出版社)。人々の苦しむ姿を見ることなく、痛痒を感じずにすむ兵器の発達。他人から目をそらす一方、自分自身が苦悩を感じなくなることが、どれだけ恐ろしいことか。歴史は証明している

▼暴力の連鎖を止めるのは、人間に“近づく”勇気。そこから相手への理解も始まる。いかに通信技術が進歩しても、直接会うことが相互理解の一番の近道だ

日蓮大聖人は、門下の病気の報告を聞くたびに平癒を祈られた。回復したとの報告があれば、それを喜ばれ、「詳しいことは、お会いた時に語り合いましょう」(御書1298ページ、趣意)と。苦しみも喜びも自分のこととして感じ合う師弟の交流が、目に浮かぶようだ

▼対話とは人間の中に入っていく作業。嬉しいことも傷つくこともある。しかし、それこそ財産だ。「あなたに会って話をしたい!」。その語らいの始まりが、自らの境涯を高める第一歩と確信したい。( 申 )

★第56回全日本大学野球
 創価大学がベスト8 3年連続
 

★長編詩 勇敢なる勝利の金の橋 (板橋)
 人生の幸福の大道を! 我らの正義城を護れ!

★わが友に贈る
 沈黙は闇。
 雄弁は太陽だ。
 「声 仏事を為す」
 ありのままの真実を
 しゃべりまくれ!