きょうの聖教新聞  2007・11・21

★名字の言

▼長めの原稿を書くには事前にプロット(構成)が必要だ。だが、プロットに忠実な文章が案外つまらない場合がある

▼反対に、プロットを一度胸におさめて、思うままに書き出してみる。書いた文に引っ張られ、新しい考えが浮かぶ。書き進むうち事前に想像もしなかった文が出来上がるー手応えを感じるのはそんな時だ

▼著述家の内田樹氏は、この感覚を、対話の醍醐味と同じものと説明している。そして、対話のなかで「見知らぬ、しかし、懐かしいことば。そういうことばが口をついて出てくるとき、私たちは『自分はいまほんとうに言いたいことを言っている』という気分になります」(『先生は偉い』)と。すべるように筆が進んでいる時、人は「題材と対話している」訳だ

▼対話とは、ただの伝達手段ではない。自分も相手も「自身をみつめ、発見し、成長してゆく」喜びの中に対話の醍醐味がある。ぶっぽうはが、自己の内面しか見つめない「二乗」の生き方を否定したのも、人間は、他者との「全人格的な対話」を通じてこそ、自身を変革していける存在だからであろう

▼御聖訓に曰く「喜とは自他共に喜ぶ事なり」(御書761ページ)。そんな喜びと充実の対話で、創立77周年の秋を飾っていきたい。( 飛 )

★中東・アラブ首長国連邦 ドバイで「平和の文化の建設」展
 湾岸SGIが主催 ドバイ首長国 ハヤ王女が後援

★わが友に贈る
 スピードで勝て!
 これが恩師の教え
 我らのモットーだ。
 勝利の決め手は
 決意即行動だ!