きょうの聖教新聞  2008・2・1

★名字の言

▼75年前の真冬。12歳の少年が受験のため、志望校へ向かった。校門に、長身の男性の姿が。少年が通う私学「時習学館」の館長・戸田城聖先生であった

▼先生は「ヨッ」と手を挙げ、声をかけた。「いいか・・・よく考えて問題に取り組むんだぞ。お前には実力があるんだ」

▼少年の心に温かい気持ちが広がった。試験中、戸田先生が見守ってくれているように思え、勇気がわいた。見事、難関校に合格。後にドイツ文学者として大成した山下肇氏が、著書『時習学館と戸田城聖』(潮出版社)で紹介している逸話である

▼「一人」を励まし抜く“人間教育”の実践者・戸田先生の実像。まさに、「無冠の教育者として、純粋な人格の輝きをナマのまま輝かせていた」と、同書に綴られた通りである

▼過日の全国青年部幹部会では、未来部員に慈愛の言葉をかける池田名誉会長の姿に心打たれた。「いつも皆さんの勝利を祈っています。いつまでも皆さんを見守っていきます。頑張れ!」と

▼信頼する大人に見守られ安心感ほど、心強いものはない。2月に入り、受験シーズンも、まっただ中。未来を担う友の健康と健闘を祈りながら、受験生のいる家庭への配慮も忘れず、励ましを送っていきたい。( 杏 )

★ロシア国家が叙勲を決定 池田SGI会長に友好勲章
 プーチン大統領令を発布
 露日交流に多大な貢献 「人類を結ぶ活動に」第一級の有識者が推薦

★わが友に贈る
 未来を決する
 新しい出発だ!
 青年の心と
 新鮮な発想で
 生き生きと前進!