08年2月20日付 聖教新聞 共戦の旅路 第7回 歓喜の凱歌茨城

08年2月20日付 聖教新聞
名誉会長との きのう・きょう・あした
共戦の旅路 第7回 歓喜の凱歌茨城



茨城文化会館に設けられた“アヤメ庭園”を散策(平成2年6月19日)。
名誉会長が出席した昭和48年6月17日の県スポーツ祭の折にも、会場
は、潮来アヤメで美しく彩られていた。以来、毎年、途切れることなく
届いた“アヤメの便り”。それは、茨城の求道心と勝利の象徴である



名誉会長を迎え、喜びに沸き立つ鹿島の同志。名誉会長は強くく語った。「苦難
の道を歩んでこられた鹿島の地は、生涯、私は絶対に忘れません。鹿島の同志
のことは、生涯、私は絶対に忘れない」(昭和57年2月11日、鹿島会館で)


茨城青年部の代表3500人との記念撮影会で、名誉会長は呼びかけた。
「数千名の未来を担って立つ若人が集合したことは、後世の三茨城
の歴史に大きく残るでしょう。諸君のご多幸と活躍と偉大なる成長
を、これからも真剣に願っていく決心です」(昭和57年2月11日、
茨城文化会館で)。友は「茨城2000年会」(現・茨城新世紀大城会)
として、今、広布の中核となっている



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 「鹿島は勝ったかい」
 「はい、勝ちました!」
 「鹿島は勝ったね」
 「はい、勝ちました!」
 さらに力強い、池田名誉会長の声。
 「鹿島は勝ったんだね!」
 会館管理者の橋本周子さんも、力いっぱいに答えた。
 「はい、勝ちました! 皆、一生懸命、頑張りました! 大変、悔しい思いをしましたが、皆、必死に頑張りました!」
 涙がこみ上げ、名誉会長の顔が、みるみる霞んでいく。
 「そうか、よかった! 頑張ったんだね。皆、頑張ってくれたんだね!」
 名誉会長が、笑顔で大きくうなずいた。
 昭和57年(1982年)2月11日。茨城・鹿島会館(現・鹿島文化会館)の管理者室での一場面である。
 茨城の2月といえば梅。
 梅の香とともに、宗門事件でいじめられ、苦しみ抜いた友の心にも、ようやく「春」が訪れようとしていた。
     ◇
 真面目な同志を罵る坊主たちの所業は、人間のものとは思えなかった。鹿島の地域はとりわけ、その暴風にさらされた。
 表面化したのは昭和53年。正信会の悪坊主が学会攻撃を開始。反逆の輩が徒党を阻んで恫喝し、組織を切り崩していった。
 その最中、同年10月に、山本伸一作詞の茨城県歌「凱歌の人生」が発表される。

♪君よ辛くも いつの日か
 広宣流布の 金の風
 歓喜の凱歌の 勝ちどきを
 天空までも 叫ばんや......

 「いつか必ず、先生と共に、この歌を歌おう!」「勝ちどきを叫ぼうではないか!」
 これが、鹿島をはじめ茨城の友の合言葉となった。
 魔軍との織烈な攻防は続いたが、鹿島の同志は一歩も引かなかった。
 昭和53年、地域友好の法戦では、世帯減のなかで敵を打ち返す5割増の拡大。全県でも完勝の勝ちどきがあがった。
     ◇
 昭和57年2月7日、名誉会長が茨城入り。前年11月の四国、12月の大分・熊本、1月の秋田に続く反転攻勢の総仕上げだった。疲労はピーク。体調は万全ではなかった。
 翌8日、名誉会長は会合で語った。「私も三十数年間、多くの人々を見てきました。信心と人間としての勝利の凱歌は、愚直なまでの求道の人、着実にして地道なる信心と生活を築き上げた人をこそ、飾るのです」
 各地の激闘をつぶさに聞いた名誉会長は決断する。
 「よし! 行こう」
 日立、鹿島、土浦と、広大な茨城を、北に、南に駆け巡るルートが決定された。
 10日、日立会館を訪問。
 11日、水戸の茨城文化会館で3500人の青年と記念撮影。今日の中核たる「茨城2000年会」が結成された。
 そして一路、鹿島会館へ。
 車で約2時間。その間、鹿島会館に集う友の数は、1000人を超えた。
 管理者室での懇談の後、階段を上り、2階の仏間の扉を開いた。
 驚いた友の顔、顔。次の瞬間、喜びが爆発した。
 「万歳三唱をしましょう!」と名誉会長。窓の外に広がる太平洋に、「歓喜の勝ちどき」が高らかに響きわたった。
 水戸でも、日立でも、鹿島でも、12日の土浦でも、会合はもちろん、その移動の途中でも、名誉会長の姿を見ては、友は「凱歌の人生」を胸張り歌った。全県で、勝利の歌声が轟いた。
 この年、地域友好に再びの圧勝。退転・反逆の輩は、無残な末路の中に消え去った。
 今、あらゆる戦いに「史上最高」を打ち立てゆく、最強の茨城ができあがった。
 巡り来た2月。茨城の友は、共に肩組み、「凱歌の人生」を勝ち進んでいる!

共戦の旅路 第7回 歓喜の凱歌 茨城〔完〕


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