きょうの聖教新聞  2008・4・10

★名字の言

創価大学のキャンパスを歩くと、草花や木々から春が匂い、詩情を誘う名所が、そこかしこに見られる。「文学の池」「平安の庭」「桜花門」「逍遥の道」「哲学の道」・・・。一つ一つに、桂冠詩人である創立者・池田名誉会長の学生への願いが込められている。詩心をはぐくみ、民衆奉仕の指導者に成長してほしい、と

創価大学が目指すのは、全体人間の育成だ。知育偏重ではない。「人の気持ちを思いやる力」。その想像力伴ってこそ、知性は、人のために生かされる。詩心とは、そういう想像力のことを言うのだろう

▼今年は、モンゴメリによる『赤毛のアン』執筆から100年に当たる。主人公のアンも詩心にあふれていた。並木道にも、湖にも、桜にも、名前をつけた。ちょっと想像力をつけ足して。「歓喜の白路」「輝く湖水」「雪の王女」など

赤毛のアンといえば、底抜けの明るさ、“楽観主義”を思い浮かべる。孤児という悲しい人生を背負いながらも、希望で周りを明るく照らす人柄が人気の秘密だ。詩心のもう一つの源泉は、それは楽観主義であろう

▼想像力があれば、友情が広がる。楽観主義であれば、未来が広がる。詩情豊かなキャンパスで、友と語らい弾む新入生の、これからが楽しみだ。( 陸 )

創価学園で入学式
 創立者が祝福のメッセージ 東京=第41回 関西=第36回 東西の小学校 札幌幼稚園も
 負けじ魂で努力の青春を

★わが友に贈る
 会合に集う友を
 最敬礼して讃えよ!
 口先だけではない
 リーダーの振る舞いに
 皆も喜び奮い立つ!