きょうの聖教新聞  2008・4・12

★名字の言

▼「未来っ子を立派に育てるには」-東京・練馬区に住む、二人の子を持つ婦人が語ってくれた。「毎日の食事をきちんと作ってあげること。それが、わが家の方針です」

▼胸を突かれた。なるほど、簡単なようでいて、しかし今の時代、食事の支度を欠かさぬことは難しい。共働きの家庭もある。地域活動に忙しい。彼女は、地区・支部婦人部長などの大任を果たしつつ、合唱団の一員としても活躍しながら、智慧を絞り、夫の協力も得て、食事作りに挑戦してきたという

▼確かに、「食」への取り組みいかんで、生活リズムや家族相互のかかわりは大きく変わってくるだろう。その意味での食卓は“アルキメデスの支点”(=物事を大きく動かすための急所)とも言えそうだ。子供たちは今、信心根本に使命の道を元気に歩む

▼霊長類の生態を研究する山極寿一氏によると、仲間と共に食事するのは人間だけ。そこに人間ならではの、互いに分かち合う「家庭」「社会」が形成された(『暴力はどこからきたかー人間性の起源を探る』NHKブックス

▼心のこもる一皿で家族の笑顔を引き出す主婦は、一国の宰相に勝る。食卓のだんらんは、一家和楽の信心と世界の平和に、つながっているのだから。( 栄 )

大三国志展  5月3日に開幕
 日中平和友好条約の締結30周年を記念
 開館25周年の東京富士美術館
 諸葛孔明はじめ大英雄のロマン 中国の国家一級文物を含む220点を公開

★わが友に贈る
 青年は宝!
 青年は光!
 燦たる「5・3」へ
 時代を変えゆく
 正義の炎たれ!