2008年4月28日付 聖教新聞 新時代第17回本部幹部会 広布第2幕 第2回 全国婦人部幹部会での名誉会長のスピーチ

2008年4月28日付 聖教新聞
新時代第17回本部幹部会
広布第2幕 第2回 全国婦人部幹部会での名誉会長のスピーチ

あの国この国に平和の同志が
世界に広がる創価学会 対話の花を!誇りと希望に燃えて

一、海外の皆様!
 遠いところ、お疲れのところ、本当にご苦労さま! ありがとう! 感謝します(大拍手)。
 まず、うれしいことに、この5月3日を前に、新しく二つの国に、わが創価の同志が誕生した(大拍手)。
 一つは、南太平洋の美しき「ソロモン諸島」。
 そして、もう一つは、ヨーロッパの文化の宝庫「モンテネグロ」(旧ユーゴ)である。
 おめでとう!(大拍手)
 どちらも、戦乱の悲劇を乗り越えて、新しい時代を開いてきた国である。創価の同志は、懸命に生き抜き、未来のために働いている。
 これらの天地にも「平和の妙法の大音声」が響き始めたのである。
 これで、SGI(創価学会インタナショナル)の連帯は、世界192カ国。地域の広がりとなった。まさに、全世界である(大拍手)。

 「5・3」を晴れ晴れと
 一、きょうは五大州から、17カ国・地域の同志が出席くださった。
 あらためて、遠くから本当に、ようこそ!
 皆で立って、もう一度、拍手を送りたい(大拍手)。
 尊き研修で来日されたアメリカの皆様!
 ブラジルの皆様!
 イタリアの皆様!
 台湾の皆様!
 マレーシアとシンガポールの皆様!
 そして、韓国の皆様!
 ご苦労さまです!
 全同志の皆様のおかげで、皆様の力で「真剣さで、戦いで、5・3「創価学会の日」「創価学会母の日」を、晴れ晴れと迎えることができます。おめでとう!(大拍手)
 一、そして、配達員の皆様方!
 皆さんは、一番、地味で、一番、大変だ。配達を経験した私には、よくわかる。
 暑い日も、寒い日も、雨の日もある。お腹がすいている時もある。朝早く、多くの人は、まだ寝ている。そこを飛び起きて、聖教新聞を配ってくださる。尊い決意なくしては、本当に、できないことだ。
 配達員の方々のご苦労がわからなければ、また、配達員の方々に深く感謝する心がなければ、真実の広宣流布の指導者とはいえない。
 陰の労苦も知らず、自分は偉いと思い上がった人間も、配達をすれば、目が覚める(笑い)。
 ほかのだれでもない、広布のために動いた人に大功徳がわく。その人が勝利者なのである。
 反対に、自分は苦労を避けていながら、同志を見下す増上慢は、厳しい仏罰を免れない。

192カ国・地域に妙法の光
フランスの文豪ユゴー 民主主義の大いなる鍵は「連帯」
心広々と友情の大交流を

 いよいよ! これから!
 一、新しい人事、新しい出発、おめでとう!(大拍手)
 役職を後輩に譲った先輩方は、本当によくやってこられた。
 だからこそ、たとえ役職は変わっても、今までと同じように進んでいくことだ。
 信心は、役職で上下があるのではない。年齢でも上下はない。信心は信心である。外面的な位ではない。
 信心は、心で決まる。この一点を忘れてはならない。忘れたら、大変な損をする。
 後輩の道を開いた尊い先輩方に、皆で感謝し、讃嘆してさしあげたい。
 ともあれ、心は一歩も下がってはならない!
 これが仏法である。日蓮大聖人の御精神である。「日蓮一度もしりぞく心なし」(御書1224ページ)と仰せの通りだ。
 大聖人は、晩年、身延に移られてからも、最後まで広宣流布のために戦い抜かれた。多くの御手紙を残し、若き弟子を育てられ、法難と戦う指揮を執られた。
 自分が今いる、ここで戦う。折伏をする。一歩も退かない。広宣流布の誓いは、一生涯、変わらない──これが大聖入門下の心意気である。
 話をする時も、力強い声で、生き生きと語るのだ。大情熱がなければだめだ。皆と心がバラバラになってはいけない。同志から離れずに、集い合っていくのだ。
 どんな立場であろうとも、広宣流布を、どんどん引っ張っていく。全学会をリードしていく。その気概と責任感を断じて失ってはならない。
 人生も、信心も、常に「いよいよ、これから」と決意して進むのだ。その人が最後の勝利を飾っていけるのである。

 創価の宝・芸術部
 一、「創価の宝」の芸術部の皆様!〈会場から元気な返事が〉
 凛とした声も心も素晴らしい。いつもご苦労さま! ありがとう!(大拍手)
 間近に芸術部の皆様とお会いし、信心の輝きあふれる姿に触れて、本当にうれしい。
 教学もさらに磨いていただきたい。皆さんの活躍は、世界の同志の喜びである。これからも皆で応援してまいりたい(大拍手)。

 アフリカ最南端やシベリアも
 一、今や、わが創価の「平和」と「文化」と「教育」のスクラムは、全世界に、悠然と大きく広がっている。
 北極圏につながるシベリアの大地、ロシアのサハ共和国でも、創価の友の前進が始まった。
 南アフリカの最南端喜望峰の町でも、創価の連帯か広がり始めた。
 南米アンデス山脈の榛高3000メートルを超えるぺルーの高地でも、創価の哲学が輝き始めた。
 私のもとには、海外の友から、間断なく連絡か入ってくる。
 わが創価の同志は、よき市民、よき国民、よき世界市民として、社会に貢献している。
 舞台は全世界である。すごい歴史である。
 大聖人は仰せになられた。
 「上行菩薩末法に出現して、妙法蓮華経の五字を世界中の国ごと、人ごとに弘めるのである」(御書1239ページ、通解)
 大事な御聖訓である。
 大聖人の仰せ通りに広宣流布をしているのは、創価学会以外にない。
 「(法華経の大白法、すなわち日蓮大聖人の仏法が)日本国ならびに全世界に広宣流布することも、疑いないのである」(同265ページ、通解)
 これが、大聖人の御確信であられる。そして今、その通りになっているのである。
 大聖人が、どれほどお喜びであられるか。
 諸天善神が、あらゆる仏天が、広布へ戦う皆様方を護っていくことは、当然の道理である。
 頑張っていこう!(「ハイ!」と力強い返事が)
 
「一歩も退かず!」が創価の魂
立場が変わろうとも年齢を重ねようとも 永遠に第一線をゆけ

 福徳輝く道を
 一、誇りと希望に燃える人生は尊い。美しい。それが学会の同志である。
 我らの前進は、末法万年尽未来際という長い長い道のりである。くたびれて、途方に暮れることもあるかもしれない(笑い)。
 けれども、私たちが歩む道は、全部が花が咲き、全部が宝石が輝くような道である。
 何があろうと、全部が、自分のための滋養となっていく。そういう道を歩んでいるのである。
 だから前進するのだ。
 間違いない道なのだ。
 それを大聖人は教えてくださった。御本仏に絶対に嘘はない。
 生々世々、最高の幸福と勝利の道を生き抜いていけるのである。
 〈大聖人の仏法は生死不二と説いている。妙法に生き抜いた人の大境涯について、御書には次のように仰せである。
 「南無妙法蓮華経と唱え、退転せずに修行して、最後の臨終の時を待ってごらんなさい。妙覚の山に走り登って、四方をきっと見るならば、なんと素晴らしいことであろうか、法界は寂光土で、瑠璃をもって地面とし、黄金の縄をもって八つの道を仕切っている。
 天から四種類の花が降ってきて、空には音楽が聞こえ、諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき、心から楽しんでおられる。
 我らも、その数の中に連なって、遊戯し楽しむことができるのは、もう間近である」(御書1386ページ、通解)〉
 恐れなき師子王であられた大聖人の御境涯。
 絶体絶命の窮地にあっても揺るがない、最高の歓喜と幸福の実感。
 いかなる嵐があろうとも、勝利の人生を生き抜かれた事実。
 これらを仰ぎ見る時、「仏法は、人間は、かくも偉大なのか」と感嘆せざるを得ないのである。
 今、少しくらいお金がなくても、心配することはない。金持ちかどうかで幸不幸は決まらない。
 私たちは、大聖人を信じて、広宣流布のこの道を心広々と進んでいきましょう!

 真実の広布の闘士と光れ!
 一、アメリカ婦人部のスナイダー書記長、先ほどは素晴らしいスピーチ、ありがとう!(大拍手)
 〈本部幹部会に先立ち、スナイダー書記長がアメリカSGIの発展の様子を報告した〉
 スナイダー書記長は、全米の女子部長を務められ、アメリカSGIの中核として歩んでこられた。私も、何かあれば応援しようとの思いで、ずっと見守ってきた。
 本当に、よく頑張ってこられた。
 今、アメリカでは英語版『香峯子抄』が反響を広げている。
 『香峯子抄』は日本では137万部を超えるミリオンセラーとなった。(主婦の友社編著・刊)
 学会の真実と正義を伝えゆく一助として、喜びたい。ありがたいことだ。
 ともあれ、本当の偉大なアメリカSGIが立ち上がった。リンダ・ジョンソン婦人部長、ダニエル・ナガシマ理事長をはじめ、アメリカの同志に、よろしくお伝えください(大拍手)。
 一、嘘やインチキは、必ず明らかになるものだ。これまでも、己の欲望のために悪事を働いた人間は、最後は醜い本性を暴かれた。
 学会に反逆した人間たちは皆、結局は転落していった。
 同志の真心、学会の大恩を仇で返した輩の末路は悲惨である。厳しい仏罰を受けている。
 二度と、こうした悪人を出してはならない。
 これからの新しい広宣流布の前進にあっては、皆さんは、どこまでも、まじめに生き抜き、真実の広宣流布の闘士として戦い抜いてもらいたい。
 一、きょうは、南米ブラジルの同志も、はるばるとようこそ! 大変にご苦労さま! オブリガード!(ポルトガル語で「ありがとう!」)
 ブラジルは本当に遠い。飛行機で20時間以上かかる。私も何回か行ったから、よくわかる。
 お金の工面も大変であろう。そうした中を、仏法を求めて集ってくださった。尊いことだ。
 日本のメンバーは、こうした強き求道心に学んでいかねばならないと思う。
 ブラジルSGIのタグチ君(理事長)、カマタ君(主席副理事長)も元気そうで、うれしい。
 今、ブラジルは大きく発展を遂げた。

新時代第17回本部幹部会での名誉会長のスピーチ-2に続く

ブログ はればれさんからのコピーです。