きょうの聖教新聞  2008・9・14

★名字の言

日本ユニセフ協会の大使を務めるアグネス・チャンさんは、世界中の子どもたちの過酷な状況を訴え続けている

▼8歳の時、自ら反政府軍に加わったスーダンの少年。不自由になった片足は「銃で撃たれた」と。イラクの母子病院には治療の薬さえない。涙を流しながら痛みに耐える子どもたちが、何人も横たわっていた

▼現状を知るほど無力感に襲われた。だが、あきらめない。現地に赴き、歌い、子どもたちを抱き締める。何もしないより、一生懸命、行動する人であり続けたい。そう誓う彼女は自分らしく挑戦する。希望の未来を信じて(『みんな地球に生きるひと Part3』岩波ジュニア新書)

▼友の苦しみを知る。放っておけない。困難の壁は克服できないかのようにそびえる。が、必死に祈る。悩める友の手を取り肩を抱き、全身全霊で励ます。創価の同志が日常的に繰り広げている姿。幾多の蘇生のドラマには、そうした同苦の心がある

▼御書に「一切衆生の異の苦を受くる悉く是れ日蓮一人の苦なるべし』(758ページ)と。大聖人が御生涯を通して示された同苦の精神。それこそ、私たちの仏法実践の魂であろう

▼他者の痛みを背負うことを、むしろ誇りに思う。その信念が必ず、希望の未来を開く。( 馨 )

★わが友に贈る
 我らの目的は
 広宣流布
 動いた分だけ
 信頼が拡大!
 境涯が拡大!