きょうの聖教新聞  2008・11・2

★名字の言

▼勝負に必要なのはー「消耗しない体力」。本年、第66期将棋名人戦を制し、「永世名人」の称号を得た羽生喜治棋士が語っていた(「潮」10月号)

▼全神経を研ぎ澄まして、一手一手、駒を進める将棋の戦い。トップレベルの対局では、熾烈な攻防が何日も続く。そこで大切なのは、いかに長時間フレッシュな状態を保てるか。これが「消耗しない体力」


▼この力を磨くには「やはり、対局を重ねることが一番」と羽生棋士は言う。日ごろから、せっせと実践を重ねる。倦まず弛まず、勝負に身を投じる中でこそ、“本物の力”が培われるというのだ

釈尊が臨終の床で、最後に残した言葉がある。「怠ることなく修行を完成さしなさい」(中村元訳「ブッダ最後の旅』岩波文庫)。不断の精進をやめれば、それまでに積み重ねてきた意味が全くなくなる。ゆえに、「怠る」な!この一言で、一代の説法を完結させた

広宣流布は、仏と魔との間断なき闘争だ。「これだけ頑張ったから」などと現状に満足すれば、その心のすきに魔が入り、信心を破られかねない

▼停滞が始まれば、転落へは一瞬である。「日々前進」の心があってこそ、人生の有終の美が飾れることを肝に銘じ、さあ前進しよう!( 誠 )

★南米 ブラジル 発展する海岸都市 グアラパリ市 SGI会長夫妻を名誉市民に
 市議会議長 世界平和に尽くす夫妻こそ人類の模範

★わが友に贈る
 「陰徳あれば
 陽報あり」
 広布の労苦に
 一切の無駄はない!
 努力の人に大功徳が!