【第14回】女人成仏の宝冠   2009-5-10 下

わが胸に仏菩薩が

人生の使命の劇は千差万別です。

病気のお子さん慈しむ母もおられる。

毅然と単身で活躍する女性もおられる。

お子さんがおられず、地域の未来部をわが子の如く励ましてくださるご家庭もある。

 夫やお子さんに先立たれ、その分まで気高き歴史を創りゆく婦人もおられる。

 何があっても負けない。一人になっても明るい。その強さを持つ女性が幸福です。

 たとえ、周りの全部が敵になったとしても、信心を貫き通していく。その人こそが妙法の師子王を持った幸福の女王です。

 究極は、一人立って南無妙法蓮華経と唱え抜くことです。御本尊に向かって題目を唱えることは、それ自体が大宇宙と交流し、大宇宙を見下ろしながら、悠々と常楽我浄の旅を楽しみ切っていく大境涯なのです。

 妙法とともに生きる自分自身の生命の中には、大聖人が御一緒におられる。

ありとあらゆる仏菩薩も、全部、自分の中におられる。大日天も大月天も大明星天も、わが胸にある。だから、一人であっても、少しも寂しくありません。

 わが創価の婦人部は、全員が地域・社会を温かく照らす”太陽の母”であられます。皆様が元気に勝ち栄えていかれることが、創価の勝利です。

広宣流布の実現は、女性の力で決まる」とは、戸田先生の結論でした。

 どうか誇りも高く、私ども夫婦と一緒に、大勢の同志とともに、広宣流布の大道を溌剌と歩んでいってください。それが創価三代の祈りであります。



生命の宝器を強く

 関西の婦人部に、戸田先生は語られています。

「学会の世界で戦えば、みな必ず功徳がある。苦労しながら、自分の生命の宝器を大きく強く豊かにして、全員が偉大な功徳を受け切っていきなさい」また、こう明言されました。

「どんなに苦しくとも、三世の生命からみれば、その苦しい年月は、瞬間のようなものだよ。信心は、自分自身と一家の根本的な永遠の幸福の道である。

勇気をもって歩み抜いていきなさい」

 ともあれ仏法には、健気なる母たちへの励ましが満ちあふれております。

 この千日尼の如く!はるばる佐渡を訪ねた乙御前の母の如く青年門下・南条時光を育てた上野尼御前の如く!

 わが婦人部の皆様も、「女性の世紀の幸福博士」として、断じて所願満足の大境涯を満喫しきっていただきたい。

 平和学者のポールディンゲ博士は、 創価の母たちをこう讃えてくださいました。

創価の女性のように、粘り強く平和活動に取り組み、地域社会で活躍する女性たちの存在がとても重要です。決意に輝く皆さんこそ、世界の希望の存在です!」

 皆様が、平和と正義と幸福の大花をいよいよ燗漫と咲かせゆかれることを心から願ってやみません。



偉大なる 母に勝れる   ものはなし  妙法流布の  仏と讃えむ