きょうの聖教新聞  2009・5・23

★名字の言

新型インフルエンザに関心が高まっている。弱毒性なため、重症化する危険性は低いとみられるが、糖尿病などの持病がある人や高齢者、子ども、妊婦は十分な注意が必要だ。国内の感染拡大を最小限にするため各人が予防に努めたい

▼今、大事なことは、まず、いたずらに恐れないこと。相手の正体が見えないだけに、不安に駆られるが、「恐くする所あれば、即ちその正を得ず(恐れによって心が乱され、心の正しいバランスが失われる)」(『新訳 大学・中庸』守屋洋偏訳)となって判断を誤ってはいけない

▼しかし、甘く見ないことも必要だ。不必要に怖がらず、その一方で油断しない。冷静かつ適切な行動が求められよう。そのためにも正確な情報に基づいて対応することだ。根拠のない話や、うわさに惑わされてはいけない。状況によって更新される新しい情報を得ることも大事だ

▼“21世紀は感染症との戦いの世紀”ともいわれる。強毒性の鳥インフルエンザへの懸念を抱える世界は、今回の経験を通し、課題や改善点を洗い直して次の危機に備えなければいけない

▼それは、私たち一人一人にとっても同じだ。日常の備えを万全にし、健康を勝ち取る日々の努力を怠りなく、生命力も強く賢明に進んでいきたい。( 弓 )

★台湾4都市  SGI会長を名誉市民に
 

★わが友に贈る
 「広宣流布のため」
 この大願の祈りが
 絶対勝利の本因だ。
 仏の智慧と勇気を
 わが命に呼び覚ませ!