きょうの聖教新聞  2009・5・30

★名字の言

▼江戸時代、江戸は人口100万人を超える大都市だった。さぞ、ごみ問題が深刻だったのではと思ったが、実はそうではない

▼古紙や古鉄は再利用。生ごみや排泄物は、畑の肥料として活用していた。農村地域から薪を積んで江戸に来た船は、大量の“肥料”を積んで来た。模範の循環型社会が実現された都市だったという。本紙の連載「江戸のエコに学ぶ」にあった話しだ

▼現代の日本では、ごみ問題は深刻だ。東京・町田市で「ごみゼロ市民会議」の代表を務めた広瀬立成氏が書いていた。「行政が悪い、企業が悪い、市民が悪い」と責任のなすり合いでは、解決は遠のくばかり。だからこそ、会議では「納得の対話」を心掛け、「皆が自ら行動する」大切さを訴えた。これが前進の力になった、と(『ごみゼロへの道』)

▼池田名誉会長は環境提言(2002年)で、「いくら共通の行動規範を定めたとしても、それを自らのものとして血肉化し、実践する人々が増えていかなければ、厳しい現実を突き動かす力にはなりません」と。<具体的な行動に一歩踏み出す>ための教育の重要性を強調した

▼5月30日は「ごみゼロの日」。納得の対話で一人の意識を変える。そのために行動する一日でありたい。( 扶 )

★きょう池田名誉会長の中国初訪問から35周年
 新疆ウィグル自治区人民対外友好協会から名誉理事称号
 訪日団が学会本部に来訪 本社で授与式
 池田先生は深い情熱をもって教育と文化の橋を懸けた

★わが友に贈る
 強盛な祈りで
 まず自身の
 心の壁を破れ!
 栄光の歴史を創る
 原動力は「勇気」だ!