きょうの聖教新聞  2009・5・29

★名字の言

▼日々のニュースで、新型インフルエンザをめぐる状況が伝えられる。変化、変化の連続だ。その中で、感染を予防するには、手洗い・うがいの励行を続け、ウィルスを寄せ付けないことが大事なってくる

▼ウィルスを拡散させないことも重要だ。最近、徹底が呼びかけられている「咳エチケット」。通勤電車の中など、人が多く集まる場では必須だ

▼咳や、くしゃみの飛沫を飛散させないことが大切になる。飛沫には、多くの病原体が含まれ、周囲2メートルに影響を及ぼすからだ。咳をする時は、ティッシュなどで口と鼻を覆う、人から顔を背ける、マスクを着用するー今や「常識」になりつつあるマナーである

▼社会には、さまざまなマナーがあるが、その基本は「周囲に迷惑を掛けてはいけない」という他者への思いやりであろう。「自分さえよければ、かまわない」という人ばかりになれば、社会は成り立たない。「咳エチケット」も、多くの人が他者の身を案じてこそ、予防の力になる

▼こう考えると、「他者を大事にし、気遣う」生き方が、まん延防止の決め手といえる。日ごろの行いに、ともすると表れてくる“ささいなエゴ”。その治療こそが、社会に巣くう“病魔”を取り除く第一歩となる。 ( 修 )

★中国 新疆財経大学から 池田名誉会長に名誉教授称号
 アスハー学長が来日し創価大学で授与式
 「中日友好の道を開いた先駆者 アジア文明の発展に偉大な貢献

★わが友に贈る
 大変な中でこそ
 自分が深まり
 強くなれる。
 今いる場所で
 決然と挑み勝て!