きょうの聖教新聞  2009・5・28

★名字の言

▼老舗とは、昔から長く続いている店のこと。語源を調べると、「仕似せる」から出た言葉だ。「文字通り先祖から受け継いだ商売<まねる>意。ある点では、独創的の反対で、家業をできるかぎり忠実に守ること」が原意という(杉本つとむ『語源海』)

▼だが現実は、単に先人がやったことをまねし、それに固執すれば経営が永続するわけではない。老舗の味噌店は“お客様に分からないように、味も変わり続けていく”と。歴史のある饅頭店は「欲しければ取りに来い」という姿勢を改め、百貨店などの店頭で売り出す方針に転換したからこそ、今も成功している(鮫島敦『老舗の訓 人づくり』)

▼先人が築いた土台の上に、ただあぐらをかいていては、やがて滅びる。味や品質など仙台から受け継ぐべきものは継承しつつ、変化させ続ける。経営には「攻め」の姿勢を貫く。このチャレンジ精神こそ、老舗の伝統があると思えてならない

▼私たちの日々の活動も、自身の変革への挑戦の連続だ。“もうこれでいい”という終着点はない。毎日が出発である

▼二度とない、きょうという一日。みずみずしい心で祈り、語り、行動しよう。間断なき挑戦の先に、自分自身の“信心の伝統”は築かれていく。 ( 敬 )

★新時代第29回本部幹部会 勇気で築け!友情の金の橋
 名誉会長、原田会長が代表と出席
 青年こそ光!勝利を頼む

★わが友に贈る
 広布の未来は
 青年で決まる!
 君たちよ
 正義の勝利へ
 打って出よ!