きょうの聖教新聞  2009・9・10

★名字の言

牧口常三郎初代会長と、日本民族学の泰斗である柳田国男氏が親交を結んでいたことは知られている。二人は後に反戦・平和への立場の相違から、意見を異にする

▼かたや児童教育をめぐって当時の文部省に睨まれた反骨の一校長。かたや貴族院書記官長まで務めたエリート官僚。両者それぞれが背負ったものを考えれば、簡単に行動の是非が決まる時代ではなかった

▼昭和19年(1944年)11月18日、牧口会長は獄死。はた目からは、非命の人生であったかと見えよう。だが、不二の弟子である戸田第2代会長は戦後の昭和28年、先師の大著『価値論』を発刊し、その一冊を柳田邸に届ける。使者に立ったのは、若き日の池田名誉会長であった。既に官吏として、また学者として、功成り名遂げた柳田氏は何を思っただろうか

▼人は、何事かを為すために生まれてくる。果たすべき使命は、人それぞれである。だが、人の真価とは、その人の魂の炎を残し、実践し、その残し示した道を更に広げ、開きゆく後継者の有無で決まる

▼かつて戦前の学会を冷眼視し、前途なしと笑った者たちに、どれだけ道を継ぐ者が出たか。今や創価の連帯は192カ国・地域に。学会には厳然たる「師弟」がある。 ( 旦 )

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 わが人生は
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 「舞をも・
 まいぬべし」と
 勇み勝ちゆけ