きょうの聖教新聞  2009・9・9

★名字の言

▼同じ一年でも、年を重ねるにしたがって、だんだん短く感じるようになる。なぜだろうか?

▼物理学者でもある科学作家の竹内薫氏によると「年のせい」の部分もあるが、それだけではないという。「記憶に残るような出来事が減り、毎日が記憶に残らない、単調な繰り返しになる」と、一年が短く感じられる

▼反対に「常に変化を求め、新たなことに挑戦し、人生に変化と彩りを添えている」人は、年配になっても、一年が速くならないという(『一年は、なぜ年々速くなるのか』青春新書)

▼ある婦人部の友が語っていた。「私は年々、一年が長くなっている気がします」。80歳を過ぎた今も、本紙を読んで共感した言葉などを書き留めては日々、友に語る。友人に語るからには「毎日の唱題が肝心です」

▼「祈る」という行為自体は、毎日同じようにみえるが、「語る相手は、境遇も立場も全然違います」。したがった祈る中身は千差万別。学会活動に励む私たちにとって、毎日が変化の連続となる。こうした充実があって、一年が長く感じるのだろう

▼池田名誉会長は「いつも、みずみずしく、新しい花を咲かせゆくような一日一日であり、一年一年でありたい」と。千変万化の日々。きょうも、挑戦の気概で進みたい。 ( 薬 )

世界市民を育む創価大学
 大教室棟 タゴール広場
 箴言を銘板に 人々の間に結合をもたらし平和と調和を築くことこそが文明の使命である

★わが友に贈る
 若々しい心で
 挑戦そして前進!
 「今」と「未来」を
 結ぶのは
 弛みなき努力だ。