きょうの聖教新聞  2009・9・8

★名字の言

▼九州中等部・高等部の「主張大会」を取材した。10代の青年が、自分自身の意見を堂々と述べる姿に感動を覚えた

▼きょう9月8日は、創価の師弟が歴史的な宣言を行った日である。戸田第2代会長は昭和32年のこの日、「原水爆禁止宣言」を発表した。当時、東西の大国は「核抑止論」を根拠に核兵器を正当化し、軍備拡大を競っていた。その中で、戸田会長は核兵器は絶対悪と断じ、その魔性の本質を指弾した

▼池田第3代会長は昭和43年のこの日、「日中国交正常化提言」を行っている。中国は歴史的経緯から日本とは遠い距離にあった時代。日本政府が中国敵視政策をとる中で日中友好を訴えれば、強い反発が起こるの必死だった。しかし、両国の万代の友好と世界の未来のために提言したのだった

▼今や「核兵器廃絶」も「日中友好」も時代の確かな潮流となっている。両会長は、時流に付和雷同しなかった。やむにやまれる平和への情熱の発露であり、未来のための行動だった。であるからこそ、今も世紀を越えて輝きを放っているのだ

▼信念を叫んでこそ時代は動く。同時に、その精神を継ぐ存在がいてこそ、輝かしい未来の創造もある。「9・8」の歴史を将来へと伝えていくのは私たちである。 ( 速 )

★戸田第2代会長 生誕110周年 記念提言㊤
 「核廃絶へ 民衆の大連帯を」
 地球上から「悲惨」の二字をなくす
 人類闘争の限りなき挑戦

★わが友に贈る
 生命の
 燃え上がる祈り!
 勤行・唱題で出発を。
 ここに勝利と幸福と
 団結の根本がある。