きょうの聖教新聞  2009・9・16

★名字の言

▼底抜けに明るく、中国の周恩来総理に「大楽天」と呼ばれ、最も頼りにされた存在。それが、夫人の鄧頴超女史だった

▼中国革命の「長征」でも、たくましかった。病や飢えと闘い、銃弾の雨をかいくぐる過酷な行軍。その中で、冗談を飛ばし、大好きな草花の話しにも興じた。その快活さが、周囲に希望を与え続けた。彼女の部隊から、落後者はほとんど出なかった(西園寺一晃著『鄧頴超』)

▼学会にも、「大楽天」さながらの元気な友が大勢いる。大病や家族の不幸を乗り越え、100世帯以上に弘教した多宝会の婦人は、「仏法対話はご飯と同じ。休むと具合が悪くなる」と破顔一笑。また、無冠の友(本紙の配達員)として頑張り、ぜんそくを克服した婦人は、「ノンストップで配達員を続けたら、病気の発作がストップしたわ!」と。苦労を重ねてきた人ほど、快活で楽天的なものだ

▼仏法では、常に安寧で自在な境地を「常楽我浄」と説く。何があっても、それを楽しんでいく。信仰とは、揺るがぬ楽観主義の心を磨く哲学でもある

▼私たちの人間主義の「長征」に、悲観や感傷はない。停滞もない。同じ進むなら、愉快に進み、価値創造していくことだ。( 誠 )

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★わが友に贈る
 「源遠ければ
 流ながし」
 万年の未来へ
 我らは堅実なる
 今日の建設を!