きょうの聖教新聞  2009・9・17

★名字の言

▼評論家の故・加藤周一氏の未発表原稿が自宅で見つかった。氏が「最後の仕事と位置づけていた」(朝日新聞)ものだという。逝去の直前までペンを執り続けた論客の信念を伺わせる遺品だ

▼生前、池田名誉会長と交友を深めていた氏。著書『日本文学史序説』で「論戦的な日本語の散文は、早くも十三世紀に、日蓮において(中略)ほとんど最高の水準に達していた」と綴っていたことは有名だ

日蓮大聖人の御書に賛辞を送る識者は多い。作家の半藤一利氏は「悠然とした達人の境地が、文学的な格調と華麗さをもって書かれている」と。東京大学の総長を務めた矢内原忠雄氏は「かたき信仰と真実なる人格との悠然として流露せる大文章」と評した

▼一切衆生を救済せんとした、御本仏の大慈大悲に触れた感動が伝わってくる。御書の多くは平穏な中で認められたものではない。命を懸けた正義の言論闘争の中で贈られたものだ。人の心を打つのは、その勇猛心ゆえだろう

▼11月には全国で教学試験が実施される。御書には「力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」(1361ページ)と。弘教・拡大に挑戦する中で、大聖人の折伏精神を深く刻みたい。それこそが学会の不変の魂であり、我らの信仰の骨格となる。 ( 之 )

創価大学文科省の大学教育支援プログラムに選定
 自主性を引き出す学習支援体制を整備
 「学生第一」の理念を具体化

★わが友に贈る
 楽しい座談会
 仲の良い座談会
 ここに新しい
 団結と勝利への
 源泉がある!