きょうの聖教新聞  2009・10・22

★名字の言

▼米国南西部にあるナガホ国をご存じだろうか。日本の6分の1ほどの土地に先住民族ナバホの人々が住み、自治政府や議会を持つ。この地に8月末、アメリSGIの地区が初めて結成された

▼米国では多くの先住民が抑圧と差別の歴史を経験してきた。加えてナバホの人々は第2次大戦中、コード・トーカー(暗号部隊員)として激戦に従軍。文字を持たない難解なナバホ語を米軍が暗号通信に用いたからだ。グアム、硫黄島、沖縄等での日本軍との死闘に、約400人が参加した

▼戦後も貧困や民族意識の葛藤など、物心両面にわたって複雑な問題を抱えてきた。「だからこそ、仏法の哲学で人々に希望を贈りたい」とホプキンス地区婦人部長。地区名は「希望の蓮華地区」に決まった。友は地域貢献と広布発展への決意に燃える

SGIが発足したのは太平洋戦争の惨禍を刻んだグアムだった。戦争から平和へ。苦難の宿命を使命にー世界広布のうねりは、最も辛酸をなめた地から巻き起こされてきた

▼今や創価の連帯は192カ国・地域に広がる。折りしも、SGIの青年研修会のために、世界中から求道のリーダーが来日している。私たちは世界の友と手を携え、幸福と勝利の花を咲かせていきたい。( 駿 )

★11月全国人間教育実践報告大会
 テーマ 子どもたちに夢を  香川で開催11月29日
 池田名誉会長の「教育所感」から25周年を記念

★わが友に贈る
 広布のために
 きょうは自分は
 何ができるか。
 一日また一日
 使命の劇を舞え!