きょうの聖教新聞  2009・10・31

★名字の言

▼知勇兼備の武将として、戦国の世に名をはせた立花道雪。九州の大名・大友家に仕えた。武勇たくましいだけでなく、士卒に対する態度は親が子に接するがごとくであった

▼道雪は常々、言っていた。士に弱い者はいない。もし弱い者がいたら、それは大将の罪である。もし他家に仕えて遅れている士がいたら、当家に仕えよ。必ずや勇士に鍛え上げてみせようと(中村彰彦著『名将と名臣の条件』)

▼群雄割拠の世。国を守る精兵をいかに育成するか。そのために道雪は臣下を励ました。その激励は、安っぽい同情などではない。一人の士を立派に育ててみせるとの熱情にあふれていた

▼対話拡大の秋。各地で若いメンバーが、はつらつと弘教に挑戦している。経済苦や家族の病気、人間関係の悩みを抱えながら立ち上がった友も数多くいる。その陰には「君なら絶対にできる!」「必ず広布の拡大の大人材に育ててみせる」と、絶大な信頼を寄せ、深い祈りを送る先輩の姿があるものだ。だからこそ、新たに活動を始めた友も、存分に力を発揮できるのではないだろうか

▼「後輩を自分以上の人材に!」「そのための労苦はいとわない」-友の成長を願うリーダーの大情熱こそが、組織発展の源泉と銘記したい。( 馨 )

★パプスブルク家の栄光を伝える美の遺産 オーストリア大宮殿展が開幕
 日本 オーストリア交流年を慶祝
 東京富士美術館できょうから一般公開   2010年1月17日まで

★わが友に贈る
 広布に生きる
 人生は幸福
 感謝の祈りが
 わが生命を輝かす
 「心こそ大切」だ