きょうの聖教新聞  2009・12・13

★名字の言

▼池田名誉会長と批評家の小林秀雄氏が、一緒に寄せ書きした一枚のはがきがある。昭和46年(1971年)4月8日の消印。桜好きの小林氏の要望で、名誉会長が観桜の席を設けた時のことだ

▼懇談のなか、同席した里見弴氏の親戚が学会員であり、今、その父親が病床に伏せっていることがわかった。住所も、すぐわかるという。「では、お見舞いの寄せ書きを」-一瞬の知恵と工夫だった。はがきの空欄に名誉会長をはじめ小林氏、里見氏、批評家の中村光夫氏ら、計6人が次々と書き込んだ

▼名誉会長は「慧光照無量 寿命無数劫 祈る 大作」と。宛先の家族は思いがけない便りにびっくり。各人各様の筆跡がにぎやかなこのはがきは、今も大切に保存されている

▼「ちょっとした、細かいところが大事である」と名誉会長は度々語る。「たとえば、会合での『指導』の内容であれ、人に語りかける『声』であれ、何であれ、ちょっとした心づかいによって、よりよいものに変わる」「『心』こそ、不思議なるものだ」

▼各地で誕生した新任リーダーが友の激励に走っている。学界活動は人のために「心を砕く」修行だ。この尊い伝統に徹してこそ、友の心に発心の炎が灯される。自己の生命も輝きを増す。 ( 寅 )

★創立80周年記念 第2回全国青年部幹部会 新時代第35回本部幹部会で授与
 池田SGI会長に ワイマール・ゲーテ協会特別顕彰
 授与の辞 貴殿はゲーテの最大の理解者 平和と人道に貢献
 人類の遺産の「メダル」を授与(文豪の依頼で1816年制作)

★わが友に贈る
 いきいきと
 人生を生きよ!
 これが大文豪の教え。
 「歓喜の中の大歓喜
 これが我らの人生だ

★今週のことば
 我らの座談会は
 生命のオアシス。
 皆の健闘を讃えよ。
 青年が真っ先に!
 いざ 人材の拡大を!