きょうの聖教新聞 2010・3・22
★名字の言
▼「聞く」と「聴く」-どう違うのか。「聞く」は、受け身で自然に音が耳に入ることを表している。「聴く」は、字の中に「目」や「心」もあり、全身全霊を傾けて聞くことに集中する意味がある。「それは、話すこと以上に大変なこと」と、津田塾大学の中西雅之教授が語っている(読売新聞)
▼テレビ番組で、自殺を思いとどまった男性が理由を答えていた。最後にと電話をかけた友人が、彼の言葉に真剣に耳を傾けてくれた。心にためていた思いが一気にふきだし、生きてみようという気持ちになった
▼ドイツの児童文学家ミヒャエル・エンデの作品に『モモ』(大島かおり訳)がある。主人公の少女モモは、相手の話を聴く名人。たとえば、「おれの人生は失敗で、なんの意味もない、おれはなん千万もの人間の中のケチは一人」-。そう思っている人が、モモに話を聴いてもらううち、「おれはおれなりに、この世の中でたいせつな存在なんだ」と自身を取り戻すように
▼人は誰かに話を聴いてもらうことによって、自信と希望を蘇らせていくことができる。私たちの周りにも、心の内を聴いてもらいたい人々は必ずいるはずだ。今こそ聴く力を発揮し、励ましに生きたい。( 陸 )
創価大学第36回 短大第24回が卒業式
王博士が授賞の辞 池田先生は平和友好の使者 人類の文化・教育に貢献
★わが友に贈る
「日蓮が一門は
師子の吼るなり」
堂々と恐れなく
確信の声で勝て!
信心とは勇気だ!
★今週のことば
春は旅立ちの時だ。
進学・就職・転居など
新たな決意の友に
真心の励ましを!
新天地で勝ち開け!