きょうの聖教新聞  2010・6・19

 
 
★名字の言
 
▼流れ星からの不思議な力で、ハトに変身した少年たち。「宇宙の一番の秘密」を求め、「森の主」と呼ばれる大樹と出会う。「森の主」は、なぜ自分が森で一番大きな木になれたのか、分かるかと問う。「たくさん栄養をとったから!」「雨や風に負けなかったから!」
 
▼「森の主」は答えた。「森で一番、立派な根っ子を伸ばしたからだ。誰よりも深く、誰よりの広い根っ子をな」。さらに続けて諭す。「大きな木には、大きな根っ子がある」「うわべだけでは何にも分からんよ」-池田名誉会長原作のアニメ「流れ星のおくりもの」の一場面である
 
▼人間にとって、根っ子とは何か。人に対する誠実さ。何ものにも揺るがない信念。道を切り開く勇気ーそのすべてと言えようか
 
▼大教育者ペスタロッチはこの問いに、「信仰と慈愛という心の力」と答えた。人間とは、鍛錬され、教育されるべき、神聖にして不滅の存在、と
 
▼牧口初代会長は社会の矛盾、葛藤を解決するためには、根本的な人間性にお変革が必要であり、それが教育の役目(創価教育学緒論)と訴えた。人間の可能性を開く価値創造の哲学が、自身を大樹へと育てるのである。この人生勝利の根っ子を深く伸ばし、心の力を養っていきたい。( 行 )
 
★「続・私の仏教観」英語版に
 アメリカの出版団体が最優秀賞
 
★わが友に贈る
 壁を破る力は
 恐れなき勇気だ!
 勝利への執念だ!
 輝く師子王の心で
 さあ栄光の峰へ!