正義 3 2014年 1月6日
また、この席で、全参加者の懇請と総意によって創価学会インタナショナル(SGI)が結成され、伸一がSGI会長に就任。
そして、大聖人は、仏法の流布は?時?によると仰せであり、その「時」は、山本会長の努力によってつくられ、今、世界的な仏法興隆の「時」を迎えたと明言し、「最も御本仏の御讃嘆深かるべきものと確信するものであります」と述べている。
さらに、戦争は人類に破滅をもたらすことから、山本会長は、世界平和への潮流を起こそうと、率先して働いていると賞讃。
ますます異体同心の団結をもって、世界平和の実現をめざすよう訴えて、話を結んだ。
伸一は、人類の未来を考える時、一日も早く、平和の大潮流を起こしていかなければならないと、痛切に感じていた。
一方、先進国と発展途上国との貧富の差も激しさを増していたし、環境破壊、食糧問題等も深刻化していたのである。
伸一は、それらの諸問題を解決していくことこそ、仏法者としての重要な課題であり、使命であると考えていたのである。
「未来の宗教というものは、人類の生存をいま深刻に脅かしている諸悪と対決し、これらを克服する力を、人類に与えるものでなければならない」(注)とは、トインビー博士の洞察である。
■引用文献