【第26回】 清き生命で 歓喜の舞を (2014.7.14)
創価青年大会で、後継の友がぐんぐん伸びている。
君よ負けるな!
貴女《あなた》らしく輝け!
我らには、大悪をも大善に変えゆく絶対の哲理がある。なんと希望にあふれた青春の道か。
御聖訓には仰せである。
「迦葉《かしょう》尊者にあらずとも・ま《舞》いをも・まいぬべし、舎利弗にもあらねども・立ってをど《踊》りぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をど《踊》りてこそい《出》で給いしか」(御書1300㌻)
壁を破った歓喜の舞ほど、人の心を打つものはない。
祈りを込めた歌声ほど、生命を揺さぶるものはない。
今この時に巡り合わせた喜びを胸に、ともどもに人間革命の大叙事詩を綴りゆこう!
青春の鍛えが幸福を築く。清き生命が、社会に希望を送る。
戦後、私が戸田先生と出会ったころ、人の心は荒《すさ》んでいた。
戦争の悲劇から精神的に立ち上がるのは、文化しかない──私は、この信念を貫いてきた。文化や芸術には、人間を内側から解放する力があるからだ。
法華経には、「清涼《しょうりょう》の池」との一節がある。いかなる国土であっても、妙法を広げ、妙法の力によって、その社会を、清らかで涼やかな水が流れるような世界に変えていく。一切の渇きを癒やすのが妙法の功力である。
戸田先生は、「平和と安穏の世界を築くのが、仏法の法理なのである。人間が心から願望している光景だ。ゆえに、広宣流布を広げていかねばならない」と力を込めておられた。
創価の大文化運動は、人々の心を豊かに蘇生させ、あらゆる鎖から解き放つ。疲れた心を癒やし、みずみずしい価値創造の生命力を輝かせるのである。