【第44回】 妙法流布の人は世界の宝  (2015.1.16)

 妙法の五字を弘め給はん智者をばいかに賤(いやし)くとも上行菩薩の化身(けしん)か又釈迦如来(しゃかにょらい)の御使(おんつかい)かと思うべし
(法華初心成仏抄、550ページ)
 
〈通解〉
 妙法蓮華経の五字を弘められる智者に対しては、いかに賤しくても、上行菩薩の化身か、または釈迦如来の御使いかと思うべきである。
 
同志への指針
 
どんなに財宝を贈っても、その人の宿命を転換し、永遠に幸福にすることはできない。妙法を持(たも)たせることは、その人の生命を永遠なる幸福の軌道へとリードすることだ。これほどの善はない。
大聖人に直結し、広布に生き抜く弘教の人こそ、最も尊貴な「世界の宝」の存在だ。
今この時に躍り出た「地涌の誇り」を胸に、大仏法を生き生きと語り、弘めゆこう!