【第68回】勇気こそ仏法の真髄   (2015.10.29)

 
 日蓮法華経の智解《ちげ》は天台・伝教には千万が一分《いちぶん》も及ぶ事なけれども難を忍び慈悲のすぐれたる事は・をそれをも・いだきぬべし(開目抄、202㌻)
 
通解 日蓮法華経の法理を理解する智慧は天台大師や伝教大師には千万分の一にも及ばないけれども、難を耐え忍び、慈悲が優れていることについては、実に恐縮するほどである。
 
同志への指針
 日蓮大聖人は、幾多《いくた》の大難を乗り越えられ、末法の全民衆のために大慈悲の闘争を貫かれた。「忍難《にんなん》」と「慈悲」が、日蓮仏法の真髄である。
 私たちにとっては「勇気」が「慈悲」に通ずる。苦難を恐れず広布に邁進することも、宿命と戦う友に妙法を下種していくことも、全て「勇気」の二字から始まる。
 大聖人に直結する学会精神は勇気、そして忍耐にあり!