青春勝利の大道 第18回 英知の光で社会を照らせ

第18回   英知の光で社会を照らせ


立正安国の希望の旗手たれ

 日蓮大聖人は、「法華経の一字は大地の如(ごと)し万物(ばんぶつ)を出生(しゅっしょう)す」(御書1263ページと仰せになられた。

 我(われ)らが受持(じゅじ)する妙法は、一切を生かす根源である。知識も、人間も、社会も、確かなる善の方向ヘリードし、価値を創造していける最極(しごく)の法理(ほうり)だ。

 この力を限りなく引き出しゆくのが、青春の仏道修行である。
 正しき信仰という大地に根を張(は)り、同志と共に、広宣流布の活動に挑(いど)むことだ。粘(ねば)り強く実践する中で、自らの生命を輝かせて、偉大な使命を必ず果たしていける。
 労苦(ろうく)は全(すべ)てが「心の財(たから)」となる。縁(えん)する友に希望を贈(おく)り、人生勝利の花を咲(さ)き薫(かお)らせるのだ。

 60年前、わが学生部の結成に際し、戸田先生は「立正安国」への大いなる先駆を託(たく)された。
 立正安国論には、「国土泰平(こくどたいへい)・天下安穏(てんあんのん)は一人より万民(ばんみん)に至(いた)るまで好(この)む所(ところ)なり願(ねが)う所なり」(同31ページ)と記されている。

 平和への願いを分かち合い、生命尊厳(せいめいそんげん)の連帯(れんたい)を広げるところに、「立正安国の対話」がある。
 その希望の旗手こそ、英知と正義の雄弁(ゆうべん)光る男女学生部だ。

 大聖人は、「言わずんばある可(べ)からず(言わずにはおれない)」(同17ページ)と師子吼(ししく)された。
 この御本仏(ごほんぶつ)に連(つら)なる勇気の声、情熱の声、確信の声で、悪を鋭(するど)く打ち破(やぶ)り、民衆凱歌(みしゅうがいか)の新時代を痛快(つうかい)に開きゆけ!

(2017年6月21日付 創価新報