【第100回】 人間革命の勝利劇を!(完)(2017.12.28)

設(たと)ひ・いかなる・わづらはしき事ありとも夢になして只(ただ)法華経の事のみさはぐらせ給うべし​​(兄弟抄、1088ページ)
 
(通解)
たとえ、どんな煩わしい苦難があっても、夢の中のこととして、ただ法華経のことだけを思っていきなさい。
 
同志への指針
険難の峰を登りゆく池上兄弟へ示された信仰の極意である。
煩わしい困難が次々に襲いかかろうとも、ただ一筋に広布大願に進み切るのだ。
決定(けつじょう)した師子吼(ししく)の前には、一切の魔は退散する。  
煩悩は即菩薩である。大きく悩んだ境涯が開かれる。
勝利を決するのは自分自身だ。全てを変毒為薬し、我らは皆で人間革命の逆転劇を勝ち飾(かざ)りゆくのだ。