四季の励まし 「1・26」SGIの日 対話の力で平和を創る 2018年1月21日

人間は憎しみ合い、傷つけ合うために生まれてきたのでは決してない。
今こそ人間の無限の可能性を信じ、平和創造の力を引き出していく時ではないか。
戦争を起こすのは、人間である。
ゆえに、平和な世界を創造できるか否かも、人間自身の手の中にある。
 
相手に具わる最極の仏の生命を信じ、敬い、引き出していく祈りと行動が、そのまま自分自身の仏の生命を荘厳に光り輝かせる。
この相互触発の善縁を広げ、世界の人々の心を結び高めゆくことを、我らは「広宣流布」と呼ぶ。
 
仏法が志向するのは、人間性の極意の振る舞いだ。
正しき仏道修行の深まるところ、いかなる差異も超え、どんな人たちとも心を開いて、仏縁を結ぶことができる。
 
1日24時間。
今この瞬間も、地球のどこかで、地域の安穏を願い、我らの同志が勇気と励ましの対話を広げている。
なんと麗しき民衆の平和の大連帯であろうか。
ここに崩れざる幸福の大地がある。
 
「平和」とは、遠い彼方にあるものではない。
自分が今いる場所で、あの友に会い、この友と縁を結び、誠実に対話を重ねる中で築かれるものだ。
自ら動き、自ら声を掛け、友情を広げる中で築きゆくものだ。
 地道な、真剣勝負の「今日の一歩」の中に、「明日の勝利」がある。
 
青い海、寄せる白波、風に揺れるヤシの葉――。
南国の陽光に照らされ、全てが生き生きと輝いていた。
1995年(平成7年)1月、池田大作先生が、アメリカのハワイでカメラに収めた。
日米開戦の地・ハワイ。戦争の惨禍の歴史が刻まれた地から、世界平和の大潮流を起こそうと、先生は60年10月、この地に世界広布の第一歩をしるした。
75年1月26日には、SGI(創価学会インタナショナル)が発足。この1・26「SGIの日」に寄せ、先生は毎年、記念提言を発表してきた。
今年は、発表開始から35周年を迎える。
先生の信念と行動によって、SGIは192カ国・地域に広がり、平和の大道は開かれた。
さあ、私たちも勇気の対話で、平和の一歩を踏み出そう。