2018年 新年特集


「世界広布新時代 栄光の年」が開幕 2018年1月1日
大誓堂完成5周年 「3・16」の式典から60周年
幸と平和へ舞いに舞い征け
各国の友が集い後継を誓う
 共に栄光の勝利劇を!――希望の連帯を広げるSGI(創価学会インタナショナル)の若き友が、師弟の誓願を胸に。
心一つに「平和の世紀」の建設へ進む(昨年9月、横浜市の神奈川池田記念講堂で)
共に栄光の勝利劇を!――希望の連帯を広げるSGI(創価学会インタナショナル)の若き友が、師弟の誓願を胸に。
心一つに「平和の世紀」の建設へ進む(昨年9月、横浜市の神奈川池田記念講堂で)
 
師と共に、全国・全世界の創価家族と共に、正義と歓喜勝ち鬨を! 2018年「世界広布新時代 栄光の年」が幕を開けた。
池田大作先生は全同志の幸福と勝利を祈念し、「新年の歌」(別掲)を詠み贈った。
本年は、3・16「広宣流布記念の日」の淵源となった式典から60周年、11月の「広宣流布大誓堂」完成5周年など、幾重にも意義深き佳節を迎える。
これらの記念日を“勝利のリズム”とし、弘教・人材拡大の結果と人間革命の実証で荘厳していきたい。
さあ、一人一人が栄光の歴史を築くべく、誓願のスタートを勢いよく切ろう!
 
 
新年の歌 幸と平和へ舞いに舞い征け    池田大作
 
 
 ​​踊(おど)り出(で)よ​​
​​   地涌(じゆ)の若人(わこうど)​​
    全世界
  幸(さち)と平和へ​
    舞いに舞い征(ゆ)け​
     
 
 
 広宣の
  父母(ちちはは)さながら​
    宝塔(ほうとう)と  ​
​​   諸仏(しょぶつ)も讃(たた)えむ​​
  栄光 永遠(とわ)に​
 
 
 
 久遠(くおん)より​
​​   誓(ちか)い定(さだ)めし​​
    黄金(きん)の年​
  正義の勝ち鬨(どき)
    愛(あい)する弟子と​
 
     二〇一八年 元旦
           
 
新年の歌  ​​​地涌の菩薩の青年よ使命に舞いゆけ 池田大作
​​
 
 青年(きみ)こそが
  大法弘通(だいほうぐつう)の
   旗頭(はたがしら)
  地涌の底力(ちから)を
    縦横無尽(じゅうおうむじん)に
 
 
 さいわいを
  万里(ばんり)の外(そと)より
   あつむ姫(ひめ)
  華(はな)と舞いゆけ
   陽光(ロマン)ひろげて
 
 
 生命の
   極理(ごくり)を究(きわ)む
    哲人(てつじん)よ
  不屈(ふくつ)の智慧(ちえ)で
     濁世(きょくせ)みちびけ
 
   二〇一八年元旦
 
 
 新年の歌   (記念カード)
 
 栄光の
  地涌の山脈
   創価かな
  諸天も護らむ
   平和の高嶺を
 
 寒風に
  負けじ魂
   冴え光れ
  さきがけの花
   宝友《とも》と咲かせて
 
 世界まで
  青春桜の
   スクラム
   広げ舞いゆ 
     水魚の思いで
 
      2018年 元旦
​​
 
新年勤行会へのメッセージ    (2018年1月1日)
 
日本全国、さらには世界五大州の尊き友と一緒に、晴れやかな「栄光の年」の出発、誠におめでとうございます。
これほど深き哲学を分かち合い、これほど明るい希望で結ばれた世界市民の平和の大連帯が、いったい、どこにあるでしょうか。
御本仏・日蓮大聖人は、妙法という大宇宙の究極の法則が持つ力を、わかりやすく3点にわたって示してくださいました。
第1に「開く力」──一人一人に秘められた最高の仏の大生命を開いて、自他共に充実した人生を輝かせ切っていく力です。
第2に「円満・具足の力」── 大宇宙に満ち溢れた仏の大福徳を具えて、一切を幸福と平和ヘ、円満に調和させていく力です。
さらに、第3に「蘇生の力」──いかなる境遇の生命も蘇らせ、無限の活力をもって、新たな価値を創造していく力であります。
人類が何より待ち望んできた完璧なる「生命尊厳の法理」は、ここにこそあります。
さあ、我らが元初より誓い定めた、広宣拡大の黄金《きん》の一年──
「信心即生活」の清々しいリズムで 、日々、人間革命の前進を!
「仏法即社会」の英知の挑戦で、信頼と実証の旗を!
「勇気即慈悲」の信念の対話で、人材の花のスクラムを!
そして、未来へ向かって地涌の菩薩を一段と呼び出そう!
大切な皆さん方の健康長寿と和楽安穏、一人一人の栄光の勝ち鬨を祈りつつ、「栄えあれ 創価と共に 宝友《きみ》の城」と贈ります。
わが愛する青年部、万歳! わが偉大なる創価家族、万歳!
 
                        池田大作
 
新年のメッセージ   (グラフSGI 2018年1月号)
 
「栄光の旗」掲げ 平和の未来を開け!
 
晴れやかな「世界広布新時代 栄光の年」の開幕、誠におめでとうございます。
新しき一年、世界の全同志と、ご家族や友人の皆さま方が、健康で無事故で、常楽我浄の人生を快活に進みゆかれることを、そして各国・各地域が無事安穏で繁栄に包まれゆくことを、心よりお祈り申し上げます。
 
我ら創価世界市民が掲げゆく「栄光の旗」とは、いかなる旗でありましょうか。
第1に、不退の「信念の旗」であります。
日蓮大聖人は仰せになられました。
「悦《よろこば》しきかなや・楽《たのしい》かなや不肖の身として今度《こんど》心田に仏種をうえたる」(御書286㌻)と。
ひとたび妙法を受持した私たちは、すでに生命の大地に厳然と仏の種を植えております。
「月月・日日に」(同1190㌻)、たゆむ心なく自行化他の題目を唱え、滋養を注いでいくならば、生活に家庭に地域に、尽きることのない歓喜の花を咲かせ、福徳の果実を無量無辺に実らせることができるのであります。
世界のいずこにあっても、わが同志が生き生きと実証を打ち立てている通りです。
どんな富も名声も権勢も、時とともに儚く移ろうことは免れません。どれほど栄耀栄華を極めようと、「生老病死」という本源的な苦悩の前には、「夢の中の栄へ」(同466㌻)に過ぎないといえましょう。
しかし、まことの信心によって試練に挑み、変毒為薬しながら、内なる生命に積み上げた「心の財」は、何ものにも壊されず、決して消え去ることがありません。
 
確固たる哲学や信念が見失われている時代だからこそ、不退の哲学の旗、信念の旗を持つ我らは、「一生成仏」という永遠にして究極の生命の栄光を、赫々と輝かせていきたいと思うのであります。
 
第2に、我らの「栄光の旗」は、不屈の「平和の旗」であります。
恩師・戸田城聖先生の歴史的な「原水爆禁止宣言」から60周年を迎えた昨年、画期的な「核兵器禁止条約」が国連で採択されました。
その採択に至るプロセスには、わがSGIも、ICAN核兵器廃絶国際キャンペーン)をはじめ多くのNGO(非政府組織)や各国政府等と協力し、草の根の市民運動を通して尽力してきたことは、ご存じの通りです。市民社会の連帯、民衆の強き声が国際社会を動かす力となることを、未来へ示しゆく大いなる一歩となりました。
昨年の11月には、SGIの代表団が、バチカン市国での核軍縮国際会議に、アルゼンチンの人権の闘士アドルフォ・ペレス=エスキベル博士をはじめ、世界の識者の方々とご一緒に、参加しました。
博士と私は、核兵器の廃絶はもとより、紛争・テロなどの暴力、環境破壊や差別や貧富の格差などによる分断などの打開を巡って、語り合ってきました。博士は、創価の青年たちの平和貢献に限りない期待を寄せてくださっております。
博士は、私との対談集の中で語られていました。
「自分のことしか考えられない小さな自分を乗り越えて、人々のことを考えるようになってはじめて『精神性』が生じるのです。
そして、平和を達成するには、自身を照らす精神性──内面の光が必要です。その光がなければ、他者の光を与えることもできません」と。
 
私たちの日々の実践は、一人一人の友の悩みに耳を傾け、胸襟を開いて語り合う積み重ねです。それは、どこまでも互いの生命に内在する最極の「仏性」を信じ、触発し合っていく挑戦であるといってよいでしょう。
この地道にして粘り強い対話の繰り返しによってこそ、「人間革命」の光で自身も他者も共に照らし晴らしていけるのであります。
立正安国論」には「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ、然れば則ち三界は皆仏国なり仏国其れ衰《おとろえ》んや十方は悉く宝土なり宝土何ぞ壊《やぶ》れんや」(同32㌻)と促されております。
「立正安国」という、不屈の「平和の旗」のもと、私たちは、あらゆる差異を超えて、民衆の心の結合を一段と結び広げていきたいのであります。
最後に、我らの「栄光の旗」は、無窮の「青年の旗」であります。
今年の3月には、師弟の後継の儀式が行われた「3・16」から60周年を迎えます。
今、世界中で凜々しき地涌の青年たちが澎湃と立ち上がっています。仏法対話のうねりが巻き起こり、人間主義の潮流が滔々と水かさを増しております。
この一年、私たちは青年の育成と拡大にいよいよ力を入れながら、世界広布の未来を限りなく、「異体同心」の団結で、仲良く朗らかに勝ち開いていこうではありませんか!
敬愛する創価家族が、それぞれの誓願の舞台で、所願満足の栄光の人生譜、そして、栄光の広布史を綴りゆかれんことを心から念願し、新年のメッセージといたします。
                            2018年 元旦
 
※『人権の世紀へのメッセージ』著者 アドルフォ・ペレス冨エスキベル/池田大作東洋哲学研究所
 
 
 
新春メッセージ    (2018年1月号 無冠
 
皆さまは朝一番の栄光の走者
わが地域から友情と幸福の拡大を
 
「世界広布新時代 栄光の年」、誠におめでとうございます。
新しい一日も、新しい一月《ひとつき》も、そして新しい一年も、常に一番の宝の友である「無冠の友」の皆さま方の一歩から始まります。
早朝から、凍てつく寒風の中でも、また、雪の降りしきる地域などにあっても、熱き不屈の心で、読者のもとへ聖教新聞を届けてくださる皆さまこそ、朝一番の「栄光」の走者なりと、心より感謝申し上げます。
 
今年は、恩師・戸田城聖先生から私たち青年が、広宣流布の魂のバトンを受け継いだ「3・16」の記念式典から60周年を迎えます。
戸田先生のもとに、師弟の誓願を掲げた6千人の地涌の若人が勇み集った大儀式を報道したのは、前年の8月に週刊8ページ建てに発展した聖教新聞であります。
その聖教を携えて、広布後継の滾《たぎ》り立つ息吹を、日本全国の津々浦々で分かち合ってくださったのは、当時の「無冠の友」でありました。
そして今、世界同時進行で展開する広宣流布の大回転も、「無冠の友」の偉大な「行躰即信心」のギアあればこそ、全同志の前進のエネルギーとなって、一人一人に脈動させていけるのであります。
御本仏・日蓮大聖人は、「随喜する声を聞いて随喜し」(御書1199㌻)と仰せになりました。
日々、新たな「随喜」の波動の起点となりゆく皆さまの「五十展転の功徳」は、まさに無量無辺なのであります。
        
先日、小学5年生の少女のすばらしい作文を、うれしく拝見しました。あるエッセーコンテストで、見事に入選した作品です。
関西の聖教新聞の販売店主として、朝早くから奮闘する父との心の交流が綴られています。
「お父さんは、教えてくれました。新聞が各家庭に届くまでには、たくさんの人の力が必要で、まず新聞の記事を書く記者さん、新聞を印刷する印刷会社の人たち、新聞を運ぶ運送会社の人たち、そして、一軒一軒、大切に届けてくれる配達員の人たち」というのです。
「手元に届いてこそ」と題された、このエッセーは、こう結ばれています。
「毎日毎日休むことなく新聞が届くのを待ってくれている人のために、がんばっているおとうさん、支えてくれているすべての人に、ありがとうを伝えたいです」と。
「無冠の友」を誉れのアンカー(最終走者)とする真心と誠実と感謝のリレーを、私たちは、かけがえのない地域社会の信頼の柱として、次の世代へ託していきたいと思うのであります。
私の妻が知る神奈川県のあるお母さんは、地区婦人部長の任命を受けてから、その後、聖教の配達員を担い立たれました。
ご主人やお子さん方の応援を受けながら、配達員歴は20年を超えております。
その姿を見つめてきた次男の方も一昨年から配達することになり、お母さんは「親子2代で〝無冠の友〟の使命を果たせることが何よりの幸せです」と毅然と語られています。
私と妻が朝な夕な祈り続けているのは、広布にひた走る気高き「無冠ファミリー」が、創価学会の永遠の五指針、すなわち「一家和楽の信心」「幸福をつかむ信心」「難を乗り越える信心」「健康長寿の信心」そして「絶対勝利の信心」を体現され、常楽我浄の栄光に輝きわたることです。
 
私が敬愛する、タイの名門タマサート大学のノーラニット評議会議長(元学長)は、聖教新聞のインタビューで、「友人をつくる」ことが「平和をつくる」ことと示されています。
「地域に友人が広がれば、地域に平和が築かれます。世界に友人が広がれば、世界に平和が築かれます。その実践は自分自身にも平和をもたらします」といわれるのです。
身近な「友情の拡大」から「幸福の拡大」を、さらに「平和の拡大」を──。
この先頭に立つのも、わが「無冠の友」です。
思えば、婦人部の愛唱歌「今日も元気で」が誕生したのは50年前の「栄光の年」でした。
 
  あかるい朝の
   陽をあびて