地域の「幸福責任者」に 2018年3月25日

地域広布は、その地域の人々に、生きる希望を広げゆく戦いだ。
妙法を持った同志は、わが地域の「幸福責任者」であり「先駆者」なのである。
 
世界広布といっても、その最前線は、いずこの国でも、一対一の対話ではないか。
いつでも、どこでも、誰でも、目の前に苦しんでいる人がいれば、親身に声を掛ける。
悩みを聞き、共に泣き、共に祈り、共に喜び合う。
この「一人を大切にする」人間主義の行動が、あらゆる人に無条件に開かれているところに、創価学会が世界に広がった理由があるのだ。
 
「一対一」の粘り強い対話で勝ち得た信頼は、何ものにも揺るがない。
たとえ低俗な悪口等にさらされようとも、決して崩れない。
何より対話のなかで、自分自身が鍛えられ、強くなる。
ここに、最も着実な平和と正義の拡大があることを知らねばならない。 
あいさつは、それ自体、素晴らしい対話である。
あせらず、臆さず、元気なあいさつから始めればいい。
「おはようございます!」
「こんにちは!」と、
さわやかに声を掛ける。
 るく、はつらつと接する。
それだけで声を掛けられた人はうれしい。
信頼関係も築かれる。
友好拡大といっても、全て足もとから始まる。



北海道石狩市の厚田。第2代会長の戸田城聖先生が、少年時代を過ごした地である。
1982年(昭和57年)6月、池田大作先生が恩師の故郷である厚田の風景をカメラに収めた。
かなたには、日本海が輝いていた。
64年前、戸田先生は、26歳の池田先生を伴い、厚田の浜辺で語った。
「この海の向こうには大陸が広がっている。世界は広い」「世界へ行くんだ。私に代わって!」。
恩師の言葉を命に刻み、池田先生は世界広布を自身の使命と定めた。
間もなく戸田先生の祥月命日である4月2日を迎える。
世界広布は、師弟誓願の一念を定めた「一人」の、たゆまぬ挑戦と前進から始まる。
さあ、わが地域から、希望と幸福の対話をさっそうと広げよう。