【第37回】人材育成が一切の根本 (2018.5.2)


励ましが前進の力
 
毎月の「励まし過間」では、 若きリーダーが率先(そっせん)して最前線に打って出てくれている。
会えば、心がつながる。思いが伝わる。絆(きずな)が強まる。
日蓮大聖人は、「書は言(ことば)を尽(つく)さず言は心を尽さず事事見参(ことごとけんざん)の時を期(ご)せん」(御書1012ページ) と門下に仰せになられた。
直接会って語り合おう!   
懸命(けんめい)に時間をつくり出し、労(ろう)を厭(いと)わず、友のもとへ足を運ぶ。
胸襟(きょうきん)を開いて、耳を傾(かたむ)け、まし合う。
広布を前進させゆくこの努力こそ、そのまま御本仏に直結する菩薩行(ぼさつぎょう)なのである。 
たとえ会えなくても、友を思う祈りと真心は、必ず通(つう)ずる。
快活(かいかつ)に、抜苦与楽(ばっくよらく)の対話を!
 
後輩を自分以上に育てる
 
戸田先生は常々、語られた。
「私が一番、うれしいことは 何か。それは、広宣流布のために戦っていく 弟子たちが、どんどん成長することだ」と。
私も恩師と同じ心で、世界中の若人の成長を見つめている。
君たちこそ、末法万年尽未来際(まっぽうまんねんじんみらいさい)までの「地涌(じゆ)の義(ぎ)」を決定づけゆく主役であるからだ。
青年は、良き同志との切磋琢磨(せっさたくま)によって伸びる。
なかんずく、 「後輩を自分以上に育てる」 との麗(うるわ)しき伝統の人材育成の中で、共々に宝の大人材になれる。
先輩からの激励への感謝を、後輩を大切にして表す——この希望の連鎖(れんさ)を、わが地域から幾重(いくえ)にも広げてもらいたい。