【第40回】 ​「友情の金の橋」を万代へ​ (2018.6.20)


伸び伸びと対話を広げよ
社会を変え、時代を動かし、 歷史を創(つく)る底流の力は、何か。 それは「一対一の対話」である。
情報化社会の伸展(しんてん)の中、虛偽(きょぎ)や悪意(あくい)の言葉を打ち破(やぶ)り、心と心を結ぶ「善と真実の語らい」が求められてやまない。
 
日蓮大聖人は、「面(めん)にあらずば申(もう)しつくしがたし」(御書1099ページ)、「委細(いさい)は見参(けんざん)の時申(ときもう)すべし」 (同1390ページ)と書き記された。
 
直接、会い、顔を合わせて語らう中で、生命の絆(きずな)はより太く強くなる。
対話は、相反(あいはん)するものをも包(つつ)み、価値を創造する平和の王道だ。
創価の若き哲人たちよ、笑顔で楽しく伸び伸びと、確信の言論(げんろん)を広げていってくれ給(たま)え!
 
信義のバトンを君に
今月、男女学生部が「日中友好青年音楽祭」を主催する。
「友情の金の橋」を受け継(つ)ぎ、 平和と文化を奏(かな)でゆく英才(えいさい)たちを、万感の思いで見つめている。
 
50年前、私が国交正常化を提言した時(1968年9月、学生部総会)、世界は冷戦の渦中(かちゅう)にあり、 日本と中国の間にも、無理解の高い壁(かべ)があった。
だからこそ私は、両国の青年が交流し、友情を結び、世界平和の大道をと、訴(うった)えたのだ。
 
周恩来総理(しゅうおんらいそうり)は言われた。
「われわれ青年には、こんにちがあるばかりでなく、はてしない未来がある」と。
万代(ばんだい)の友好へ「信義(しっbぎ)のバトン」 を英知の学生部に託(たく)したい。