6月17日  きょう父の日 人生の勝利王たれ

社会的には、どういう立場であれ、父は父である。
父それ自体が偉大なのである。
父であるならば、父としての責務と、皆を守り包容していく偉大な心であれ!
妻にも、子どもにも、幸福と安穏を贈り、人生の深き道を教えていくのが、偉大な父としての使命である。
 
親は子どもにとって、最も身近な人生の先輩ともいえる。
平凡であってよい。
地味であってもよい。
失敗があってよい。
しかし、人間としての確かなる完成、また虚栄ではない、真実の栄光を見つめた自らの生き方の軌跡を、子どもに示しゆける存在でありたい。
 
健気に広宣流布を進めてくださっている女性に、心から感謝し、敬意を表しながら進む。
そして、女性を守り、先頭に立って戦う。
男性は、そうした紳士でありたい。
「女性を大事に」――これが創価学会の伝統である。
 
人生は航海の如し。 
ゆえに、荒れ狂う怒濤をものともせぬ巌の如き信念で、わが航路を切り開いていくことだ。
嵐になればなるほど、「さあ来い」と激しい闘志を燃え上がらせて、雄渾の名指揮を執りゆくことだ。
その悪戦苦闘のなかでこそ、常勝不敗の熟練の智慧が磨かれる。
そして、勝利王の歴史が刻まれていくのだ。
 
 
ほとばしる清冽な流れ。ごう音を響かせながら、激しく水しぶきを上げていた。
青森県十和田市奥入瀬渓流にある「銚子大滝」。
高さ7メートル、幅20メートルの威容を誇る。
1994年(平成6年)8月、池田大作先生が東北の同志と渓流を散策しながら、シャッターを切った。
かつて先生は、奥入瀬の滝を思いつつ、詩を詠んだ。
「滝の如く 激しく/滝の如く 撓まず/滝の如く 恐れず/滝の如く 朗らかに/滝の如く 堂々と/男は 王者の風格を持て」
きょう17日は「父の日」。
家庭や社会に安心と信頼を広げながら、王者の風格で前進する父たちに、真心からの感謝とねぎらいの言葉を贈りたい。