【第31回】人間革命の「旭日」と光れ! (2018.9.22)

実りの秋。地震、台風、豪雨等の相次ぐ被災で、農漁光部の宝友のご苦労が偲ばれる。
御書に「食を有情に施すものは長寿の報をまねき」(1296ページ)と仰せのように、わが尊き同志の健康長寿、大福徳を強盛に祈る日々である。
 
25年前、小説『新・人間革命』の第1章を、「旭日」と掲げた。完結を迎えた今、日本も世界も、新たな地涌の人材群が、まさしく「旭日」の如く輝きを放ち始めた。先輩方の真心の育成ありて、新任のリーダーも、いよいよ陸続と力強く誕生している。
思えば、地域社会に根差した組織の強化を願われた戸田先生から任命を受け、私が東京・葛飾区の初代・総ブロック長として立ったのは、「原水爆禁止宣言」の直後、1957年の9月25日であった。
その折、心通う下町の友と約し合ったことがある。
①勤行・唱題こそ幸福勝利の源泉。白馬が天空を駆け、大宇宙をも動かしゆくような強盛な祈りで前進を。
②学会は麗しい同志愛の世界。歓喜と功徳に満ちた、温かな人間の交流を。
③師弟共戦とは、わが戦野で師に応え、最高の歴史を創り上げること。自分らしく力の限り弟子の戦いを。
④信心とは、勇気の異名。勇気の二字で全てに勝利を。
私自身、新天地で、徹底して家庭指導に回った。会えない友には、激励の手紙を書き送った。一人一人が宿命に打ち勝って「こんなに幸せだ」と言える境涯を開けるようにと祈り抜き、動き抜いたのである。
「自分が動いた分、広宣流布が前進する」
この学会精神を、各地のリーダーたちも生き生きと実践してくれている。新しい息吹で、人間革命の波動が広がっている。男子部大学校の誉れの1期生たちの挑戦も、頼もしい限りだ。
  
全国で、青年部教学試験1級に向け、尊き研鑽が重ねられている。
学ぶ青春は幸福だ。
行動する青春は勝利だ。
教材の「兄弟抄」には、「石はやけばはいとなる金は・やけば真金となる」(御書1083ページ)と仰せである。
わが後継の若人たちよ、いかなる試練も勝ち越えて、真金の生命を鍛えゆけ! 人間革命の「旭日」と光れ!