【第35回】三世永遠に福徳の旅路を(2018.9.19)​

今一乗妙法蓮華経の御宝前(ごほうぜん)に備(そな)へ奉(たてまつ)りて南無妙法蓮華経と只一遍唱えまいらせ候い畢(おわ)んぬ、いとをしみの御子(みこ)を霊山浄土(りようぜんじようど)へ決定無有疑(けつじようむうぎ)と送りまいらせんがためなり​​​​​​​(新池殿御消息、1435ページ)
 
<通解>​
(お送りいただいた白米を)さっそく一乗妙法蓮華経(御本尊)の御宝前に供(そな)えて、南無妙法蓮華経と、ただ一遍唱(いつぺんとな)えました。
亡(な)くなられた最愛のお子さんを、「成仏は決定して疑いない」との経文通りに、霊山浄土へとお送りするためである。
 
同志への指針
題目の力は計(はか)り知れない。ただ一遍(いっぺん)でも縁する生命を成仏へ導(みちび)く大功徳があると、御本仏は示されている。
最愛の家族との別れは悲(かな)しい。しかし、生死を超(こ)えて妙法で結ばれている。
霊山浄土はいずこにあるか。唱題し、広布に励む家族の胸の中にある。常に一緒である。
三世永遠に「生も歓喜、死も歓喜」の境涯で、常楽我浄(じょうらくがじよう)の旅路(たびじ)を共に歩(あゆ)みゆくのだ。