【第4回】朗らかに誓いの友と春の曲 2019年2月24日

心に太陽を抱く女性が輝くところ、家庭も地域も社会も、晴れわたる。
熱原の法難の中、勇敢に戦う南条時光の一家には経済の困窮や家族の急逝等、厳しい試練が打ち続いた。しかし母は負けなかった。
日蓮大聖人は、苦難の冬を乗り越えゆく母を労い、讃えつつ、仰せになられた。
「春のはじめ御喜び花のごとくひらけ・月のごとくみたせ」(御書1575ページ)
今、いずこでも、「冬は必ず春となる」(同1253ページ)と快活に進む婦人
部・女子部の桜梅桃李のスクラムを、御本仏は、いかばかり御賞讃であろうか。
今月27日は、アメリカ、ブラジル、ニュージーランドなど各地で、創価の女性の記念日となっている。
また、桃の節句の3月3日は、花の女子部の「華陽姉妹 誓春の日」であり、「大阪婦人部の日」「先駆九州女性の日」でもある。
妻も宝友たちと「おひなさまのような笑顔を忘れないで明るく朗らかに!」といつも語り合い、尊き健闘に感謝をささげている。
  
戸田先生は、よく言われた。
「悩みや苦しみがあるから、信心が深く、強くなる。そして、未来に幸福の花を咲かせられるんだよ」と。
思えば40年前、猶多怨嫉の嵐が吹き荒れる渦中、私は海を望む神奈川文化会館(横浜市中区)で、いやまして内外の友と語らいを広げていった。
困難に挑むキューバ出身の神奈川婦人部の方を、妻と激励したことも懐かしい。
「今に、キューバと日本を自在に行き来できる境涯にきっとなりますよ」
その方は「愛する祖国に平和と希望の種を!」と誓願を立て、両親も妹も信仰に導いていった。
それが地涌の花園の淵源となり、キューバ社会を、今、仏法の人間主義の太陽は赫々と照らしている。
最も大変な時に、最も偉大な種を蒔ける。これが「変毒為薬」の妙法の功力だ。
 
立正安国の対話に励み、同志を守り包容していった新潟・佐渡の千日尼への御聖訓に、「一の師子王吼れば百子力を得て諸の禽獣皆頭七分にわる」(同1316ページ)と仰せである。
創価の女性の「正義の声」「確信の声」「励ましの声」ほど、強い響きはない。
ともあれ、苦しい時こそ、声を掛け合い、支え合って、共に勝ち越えていくのが、久遠よりの「誓いの友」であり「感激の同志」である。
3月5日に結成の日を迎える「広布の黄金柱」壮年部も、いよいよ立ち上がる時が来た。
創価家族の団結の祈りで「諸天舞え」と一切を動かしながら、仲良く晴ればれと「春の曲」を奏でゆこうではないか!