2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

きょうの聖教新聞  2008・2・8

★名字の言 ▼300年余の歴史を誇る津軽塗。堅牢優美な姿で知られる日本最北端の伝統漆器だ。その作業は全部で四十数工程、2ヶ月以上に及ぶ ▼工程の半分近くを費やす下地作り。そうして漆を塗っては研ぎ、研いでは塗る。こうした労作業を繰り返すことで、ど…

2008年2月2日付 聖教新聞  各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 下-2

各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 下-2 このころ、戸田先生に対して、ある青年都幹部が「これからの学会は、何を敵として進んでいけばよいのでしょうか」と質問をした。 先生は、厳しく言われた。 「敵は内部だよ」 この質問をした幹部は、後に名聞名…

08年1月29日付 聖教新聞 共戦の旅路 名誉会長との きのう・きょう・あした

08年1月29日付 聖教新聞 共戦の旅路 名誉会長との きのう・きょう・あした 第5回 常勝不滅の神戸 人生は幸福になるための戦い 大震災から13年。先月17日には、「阪神ルネサンスの日」勤行会が各地で 行われた。鹿児島・指宿(いぶすき)の同志から毎年…

きょうの聖教新聞  2008・2・7

★名字の言 ▼19世紀の「偉大な業績、偉大な着想の一つ」と評される国際赤十字の創設。直接のきっかけは、一人の青年が書いた一冊の薄い本 ▼当時、31歳のアンリ・デュナンは、旅先でイタリア統一戦争に遭遇。目の前の惨状は、それまで銀行家かつ経営者であ…

小説「新・人間革命」 SGI29 2月5日

山本伸一は、ヨン・ミラーと握手を交わしながら言った。 「デンマークの人びとの幸福のために、頑張ってください!」 ミラーは頷いた。 彼は、自分の胸を射貫くような伸一の目の輝きから、大きな期待と真心を感じ取った。これがミラーの、大きな転機になった…

小説「新・人間革命」 SGI28 2月4日

信心を始めたヨン・ミラーは、創価学会のことや、会長の山本伸一のことを、ぜひ、自分の目で確かめたいと思った。 ミラーが日本に到着したのは、一九六八年(昭和四十三年)の五月末であった。 彼は、どこへ行っても、学会員に温かく迎えられ、大歓迎された…

小説「新・人間革命」  2月2日 SGI 27

アスコー校の三百人ほどの学生のなかで、日本人は上岡政之、ただ一人であった。 上岡は、寮の部屋で、朝夕、元気な声で勤行をした。 同室のヨン・ミラーは、日本といえば「サムライ」という印象しかなく、日本のことはよくわからなかった。 彼は“こうして何…

小説「新・人間革命」 SGI26  2月1日

山本伸一が一九六一年(昭和三十六年)十月にヨーロッパを初訪問した折、第一歩を印したデンマークからも、一人の青年が代表として世界平和会議に参加していた。 ヨン・ミラーというコペンハーゲン大学で日本文化を学ぶ二十八歳の青年である。 十四年前に伸…

小説「新・人間革命」 SGI25 1月31日

ドイツの人たちの幸せと平和のために生涯を捧げようと決意したディーター・カーンは、毎年のように山本伸一の指導を求めて、日本に来るようになった。 伸一と直接、言葉を交わす機会がないこともあったが、諸会合での伸一の指導を、一言も聴き漏らすまいと、…

小説「新・人間革命」SGI24   1月30日

班長になったディーター・カーンは、会合で指導や御書の講義をすることもあった。 そんな時は、その脇に先輩のメンバーが付き、足りない部分は補ってくれた。 カーンが話をすると、うまく語れなくとも、常に温かい大きな拍手が起こった。彼は、皆の期待を痛…

2008年2月2日付 聖教新聞 各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 下-1

2008年2月2日付 聖教新聞 各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 下-1 青年よ大指導者と育て 50年前師から弟子への遺言「あとはお前だ。頼むぞ!」 一、戸田先生は、女子部に指導された。 「苦しい環境にあっても、その環境に支配されてはいけない…

きょうの聖教新聞  2008・2・6

★名字の言 ▼作家は手にした文に驚いた。訪問する予定の小学校の生徒が書いた作文だった ▼作家は川端康成氏。訪れた学校は沖縄のハンセン病強制隔離施設の中にあった。生徒たち一人一人に丁寧に挨拶をした氏は、その小学生と話しをした ▼氏の目は涙であふれて…

2008年2月1日付 聖教新聞 各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-2

2008年2月1日付 聖教新聞 各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-2 女性が光れば組織は栄える 「手堅さ」「緻密さ」「ウソを見破る感性」 女子部よ育て! 一、戸田先生は女子部を大切にされた。幸福を真剣に願っておられた。 ある時は、こう言わ…

きょうの聖教新聞  2008・2・5

★名字の言 ▼本紙1月12日付「芸能」のページで紹介されたアドルフ・ブルガー氏。第2次大戦中、ナチスのポンド紙幣偽造作戦に従事させられた、数少ない生存者の一人だ。最愛の妻はアウシュッビッツで殺された。多くの親類・友人を失った。印刷工としての技…

2008年2月1日付 聖教新聞  各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-1

2008年2月1日付 聖教新聞 各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-1 青年は青空に輝く太陽 英雄の如く勝利を目指せ 真剣 誠実 慈愛の名指揮を 励ましで人材をつくれ 戸田先生の叫び「私の命よりも大事な組織」を守れ 一、指導者にとって、一番大事…

2008年1月27日 聖教新聞 第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 下-4

2008年1月27日 聖教新聞 第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 下-4 南極では、1959年に採択された「南極条約」に基づき、軍事利用の禁止のほか、南緯60度以南地域におけるすべての核爆発と放射性廃棄物の処分が禁止され…

きょうの聖教新聞  2008・2・4

★名字の言 ▼雪道を歩くコツは何か。歩幅を小さくして、上体を左右に揺さぶらないこと。そして、手をポケットに入れないで、振りながら歩くことー“難事に取り組むコツも同じだ”と、ある哲学者は語った。大事なのは、焦らずとも挫けず歩き続けることだ ▼本年は…

2008年1月27日 聖教新聞  第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 下-3

2008年1月27日 聖教新聞 第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 下-3 次代担う青年を育成支援し「アフリカの世紀」の旗手に 私の創立した戸田記念国際平和研究所では、2年前から「人間開発、地域紛争、グローバル・ガバナンス…

きょうの聖教新聞  2008・2・3

★名字の言 ▼育児は育自。子を育てることは自分を育てること。本紙教育欄のテーマの一つだ。子育てを通して学んだり、新たな発見をしたり。親自身が成長できる ▼育児の年代を過ぎても、子とのかかわりを通し、親が気づくことがある。ある壮年部の父親は数年前…

きょうの聖教新聞  2008・2・2

★名字の言 ▼プロ野球・オリックスで活躍した藤井康雄さんに話を聞く機会があった。現役引退後、コーチを務めていた一昨年暮れ、スカウトに。全国の有望選手を発掘する球団の“裏方”だ ▼入団させるまでがスカウトの役割ではない。入団後も、担当した選手の悩み…

2008年1月27日 聖教新聞  第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 下-2

2008年1月27日 聖教新聞 第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 下-2 SGI(創価学会インタナショナル)では、2005年のスタート当初から「教育の10年」を支援し、教育教材として映画「静かなる革命」を地球評議会、国連…

2008年1月27日 聖教新聞 第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 下-1

2008年1月27日 聖教新聞 第33回「SGIの日」記念提言 『平和の天地人間の凱歌』 下-1 生態系を保全し、持続可能な社会へ 「世界環境機構」を国連に創設 続いて、この人間主義を基盤に、今、世界が直面する諸課題を克服するための方途について、…

きょうの聖教新聞  2008・2・1

★名字の言 ▼75年前の真冬。12歳の少年が受験のため、志望校へ向かった。校門に、長身の男性の姿が。少年が通う私学「時習学館」の館長・戸田城聖先生であった ▼先生は「ヨッ」と手を挙げ、声をかけた。「いいか・・・よく考えて問題に取り組むんだぞ。お…