2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「新・人間革命」 人間外交14  3月18日

福田赳夫は語らいのなかで、感嘆した口調で、山本伸一に言った。 「創価学会には、真面目な若い人が多くて、すごいですね」 そして、伸一の年齢を聞くと、驚きの声をあげた。 「まだ、会長が四十一歳ですか! 未来が楽しみですね。これからも日本のためによ…

小説「新・人間革命」 人間外交13  3月17日

山本伸一は、最初の会談で、福田赳夫が、目をしばたたきながら、日本の現状を慨嘆していたことが忘れられなかった。 「戦後、日本は豊かにはなりました。しかし、『モノで栄えて、心が滅びる』という状況になってしまっている。 金持ちになったからといって…

2008年3月17日付 聖教新聞 創価学園卒業式での名誉会長のスピーチ-2

2008年3月17日付 聖教新聞 創価学園卒業式・国際児童基金協会から子ども守護の騎士章授与 創価学園卒業式での名誉会長のスピーチ-2 親孝行は、教育の一つの究極です。親孝行できる人は、将来、社会のため、人のために尽くしていける人になる。 反対…

きょうの聖教新聞  2008・3・21

★名字の言 ▼仕事を終え、会合に駆けつけてきた男子部員の手には、まだ落としきれなかったペンキが付いていた。求道心に頭が下がる思いがした ▼「手は第2の顔」と言われる。深い皺の刻まれた手。節くれ立った手。手には、その人の人生が刻まれている ▼ノーベ…

2008年3月17日付 聖教新聞  創価学園卒業式・国際児童基金協会から子ども守護の騎士章授与  創価学園卒業式での名誉会長のスピーチ-1

2008年3月17日付 聖教新聞 創価学園卒業式・国際児童基金協会から子ども守護の騎士章授与 創価学園卒業式での名誉会長のスピーチ-1 学園生の皆さんへ!! 他者の悩みに寄り添い手を差しのべられる人に リハーノフ総裁の授章の辞 尊敬する池田SGI…

2008年3月16日 聖教新聞 随筆人間世紀の光 157 永遠の師弟の原点「3・16」-2 山本 伸一

2008年3月16日 聖教新聞 随筆人間世紀の光 157 永遠の師弟の原点「3・16」-2 山本 伸一 永遠に青年学会で 五十年前の三月十六日も、わが音楽隊、わが鼓笛隊の友は、「少しでも師匠に喜んでいただきたい」「同志を鼓舞したい」と、渾身の演奏…

きょうの聖教新聞  2008・3・20

★名字の言 ▼険しい断崖を前に、兵士達は足がすくみ怖気づいていた。「鹿のかよおう所を馬のかよわぬ様やある」-源義経は皆を鼓舞すると、自ら馬を操り駆け下った。その勇猛果敢な姿に味方は奮い立ち、次々と続いた ▼1184年の3月(旧暦2月7日)、源氏…

2008年3月16日 聖教新聞  随筆人間世紀の光 157 永遠の師弟の原点「3・16」-1 山本 伸一

2008年3月16日 聖教新聞 随筆人間世紀の光 157 永遠の師弟の原点「3・16」-1 山本 伸一 池田門下の弟子が躍り出た 急流の如き獅子奮迅の力を! 偉大なる 若き英雄 君たちよ 広宣流布に 青春 賭けゆけ 「青年は"明日の世界"である」 これは、…

2008年3月14日付 聖教新聞 創価教育代表者会議での創立者のスピーチ 下-2

2008年3月14日付 聖教新聞 創価教育代表者会議での創立者のスピーチ 下-2 学生第一で改革 一、優秀な多くの人材を世に送り出し、発展し続ける大学には、どのような特質があるか。 私は、世界の諸大学を訪問し、多くの大学首脳と対話を重ね、学生た…

きょうの聖教新聞  2008・3・19

★名字の言 ▼「ピアノを弾いてあげよう!」-今月の本部幹部会。スピーチを終えた後、池田名誉会長は会場のピアノへ。師弟の思い出が刻まれた“大楠公”の曲などを奏でた ▼その近くに座っていたのは遠く海外各国から集った友。演奏が終わるや、立ち上がって大拍…

きょうの聖教新聞  2008・3・18

★名字の言 ▼結成記念の月を走る壮年部。一対一の励まし運動が全国的に広がる。ところで、励ますというのは思いのほか難しい。その人の持つ力を、いかに引き出すか。大事なことは「相手に語ってもらう」ことだろう ▼ある壮年幹部は家庭訪問に伺った際、必ず池…

2008年3月14日付 聖教新聞  創価教育代表者会議での創立者のスピーチ 下-1

2008年3月14日付 聖教新聞 創価教育代表者会議での創立者のスピーチ 下-1 勇気を!自らの信念に全力を フランスの科学者パスツール 努力なくして永続性は生まれない 一、私は、創価学園、創価大学の建設のために、私財を捧げ、全魂を注いできた。 …

08年3月15日付 聖教新聞 共戦の旅路 第10回 草木は萌ゆる 東京・創価学園

08年3月15日付 聖教新聞 名誉会長との きのう・きょう・あした 共戦の旅路 第10回 草木は萌ゆる 東京・創価学園 高校2年生の授業を参観(1980年11月14日)。生徒の中に 入って。「休み時間に創立者の姿が見え、窓から『先生!』 と叫びました。創立者…

きょうの聖教新聞  2008・3・17

★名字の言 ▼納屋が壊れ、途方に暮れた貧しい婦人を、文豪トルストイは、放っておけなかった。壁を作り、残るは屋根葺き。下を見てしまい、目がくらむ。農夫が助言した ▼“やっている仕事だけを見るんですよ。他へ目をやらなければ、何でもありませんよ”。文豪…

小説「新・人間革命」 人間外交12 3月15日

山本伸一は、三月に入ってからも、さらに会談を重ねていった。 四日には作家の井上靖と、三時間半にわたって聖教新聞社で会談。中国との友好の在り方などについて語り合った。 六日には、同じく聖教新聞社で駐日イラン大使館のA・H・ハムザービィ大使と会…

小説「新・人間革命」 人間外交11  3月14日

「私の履歴書」には、山本伸一が戸田城聖の経営する出版社に勤め、戸田の事業が破綻していくなかで、師を守り支えた青春の苦闘も記した。 峯子との結婚にいたるいきさつも、選挙違反という無実の罪を着せられ、不当逮捕された大阪事件も、ありのままにつづっ…

小説「新・人間革命」 人間外交10 3月13日

山本伸一は、対話によって、世界を結ぶ平和と人道の連帯を築こうと思うと、少しでも時間がほしかった。 限りある人生である。時を無駄にすることは、生命を浪費することに等しい。一瞬たりとも無駄にすまいと、彼は心に決めていた。 伸一は、このころ、膨大…

2008年3月13日付 聖教新聞  創価教育代表者会議での創立者のスピーチ 上-2

2008年3月13日付 聖教新聞 創価教育代表者会議での創立者のスピーチ 上-2 チョウドリ前事務次長は、こうも語られている。 「創価大学に入学するには、高倍率の試験に合格しなければならないことを伺いました。 定員割れの大学が増えている現在にあ…

2008年3月13日付 聖教新聞 創価教育代表者会議での創立者のスピーチ 上-1

2008年3月13日付 聖教新聞 創価教育代表者会議での創立者のスピーチ 上-1 偉大なる 指導者出でよと祈りつつ 我は決意の創大建てなむ 関学の3年前に未来を見つめて 一、ご苦労さま! 創価教育の原点は、初代会長・牧口先生であり、第2代会長・戸田…

きょうの聖教新聞  2008・3・16

★名字の言 ▼優れた人材になるには?ソクラテスが一人の青年に発した質問だ。答えに窮する青年に師は語る。「私について来て、覚えなさい」と。以来、その青年、クセノフォーンは弟子の道を歩む ▼彼は後年、1冊の本を公刊する。ソクラテスの告発に対する反論…

2008年3月11日付 聖教新聞 3.16 50周年記念協議会での名誉会長のスピーチ-3

2008年3月11日付 聖教新聞 3.16 50周年記念協議会での名誉会長のスピーチ-3 自ら大難を受け、広布のため命がけで戦い抜かれたのが、戸田先生である。三代の創価の師弟である。 偉大だからこそ迫害される。作家・魯迅(ろじん)は、「中国でも…

08年2月20日付 聖教新聞 共戦の旅路 第9回 関西婦人部 3.3「大阪婦人部の日」

08年2月20日付 聖教新聞 名誉会長との きのう・きょう・あした 共戦の旅路 第9回 関西婦人部 3.3「大阪婦人部の日」 断じて負けるな我らは“家族” [※写真が複数表示されます。一枚だけにするには、どうしたらいいでしょうか?ご存知の方、教えてく…

きょうの聖教新聞  2008・3・15

★名字の言 ▼物事を「頭に入れる」とは、「しっかりと記憶する」こと。それを「腹に入れる」と「事情を理解し、心得る」ことになる(『日本国語大辞典』小学館) ▼私たちは、知ってはいても、できないことのほうが多い。しかし、その「知識」を、どれだけ「経…

2008年3月11日付 聖教新聞 3.16 50周年記念協議会での名誉会長のスピーチ-2

2008年3月11日付 聖教新聞 3.16 50周年記念協議会での名誉会長のスピーチ-2 第2総東京に築け! 正義の大陣列を永遠に 「少少の難は・かずしらず」──ありとあらゆる三類の強敵、三障四魔の嵐が、絶え間なく競い起こった。 「山に山をかさね波…

きょうの聖教新聞  2008・3・14

★名字の言 ▼江戸時代の鎖国下、長崎は、唯一の開港地だった。街を歩けば、創業が「寛永」「天保」など、江戸期の老舗と出合う ▼日本には、個人商店や小規模な会社を含めると、創業100年を越える老舗は10万以上もあり、その約半数を製造業が占める。高度…

2008年3月11日付 聖教新聞  3.16 50周年記念協議会での名誉会長のスピーチ-1

2008年3月11日付 聖教新聞 3.16 50周年記念協議会での名誉会長のスピーチ-1 師子王の心こそ学会精神 御聖訓 師弟相違せば 何事も成すべからず 青年が達治代! 青年が光る時代! 一、春の喜びの詩を、尊き皆様に贈りたい。 春だ! 桜だ! 満開…

2008年3月10日付 聖教新聞 広布第2幕第6回全国青年部幹部会、全国壮年部幹部会 池田名誉会長のスピーチ

2008年3月10日付 聖教新聞 広布第2幕第6回全国青年部幹部会、全国壮年部幹部会 池田名誉会長のスピーチ 行動を見よ! 一、もしも、青年を下に見たり、あごで使うような幹部がいれば、絶対た許してはいけない。 若き諸君は、たとえ相手がどんな役職…

きょうの聖教新聞  2008・3・13

★名字の言 ▼釈尊の晩年の話である。弟子の阿難は、“師は亡くなる直前に、弟子になにか特別な教えを説くだろうう”と信じていた。それを知った釈尊は、嘆いて言った。「わたくしは内外の隔てなしに(ことごとく)理法を説いた」「弟子に隠すような教師の握拳は…

小説「新・人間革命」 人間外交9  3月12日

青年と話す時、山本伸一の胸には、情熱が燃え盛った。 自分の架けた橋を、自分の切り開いた道を、堅固にし、平和の大道をつくり上げてくれるのは青年たちだと思うと、声には力がこもった。 「人には、さまざまな違いがある。多様である。しかし、その差異を…

小説「新・人間革命」 人間外交8  3月11日

山本伸一は、二月十四日には、神奈川県平塚市にある東海大学の湘南校舎を訪問し、松前重義総長らと会談した。 松前総長も伸一も、共に大学の創立者であり、日ソの友好に情熱を傾けているという共通点があった。それだけに語らいは弾んだ。 話題は、海洋資源…