2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「新・人間革命」  6月19日 波濤56

山本伸一は、それから、正役職者が、副役職者に、どう対応すべきかを語っていった。 「正役職の人は、副役職の人が、遠慮して力が発揮できなかったり、寂しさを感じたりすることがないように、しっかり抱きかかえる思いで、スクラムを組むことです。 ともす…

◇ 随筆 人間世紀の光 No189 創価の母に万歳を! ㊥2009-6-12

ブラジルは長い間、軍事政権下にあり、しかも学会への誤解から、私の入国のビザが下りず、やむなく訪泊の予定を断念したこともあった。 そのなかで、シルビアさんは決意する。〃いつの日か、必ず先生にブラジルに来ていただこう。そして、国をあげて、学会を…

◇ 随筆 人間世紀の光 No189 創価の母に万歳を! ㊤ 2009-6-12

◇ 随筆 人間世紀の光 No189 創価の母に万歳を! ㊤ 2009-6-12 広布とは新たな連帯の創造 殻を破れ! 勇気の対話で心を結べ! この六月、わが尊き創価の母たちは、「世界一の婦人部。共戦月間」を、まばゆいばかりに生き生きと、そして晴れ晴れと大前進し…

小説「新・人間革命」  6月18日 波濤55

次に質問したのは、女子部の部長をしているというメンバーであった。 「私の部には、副部長が二人いますが、正役職と副役職の関係は、どうあるべきかについて、教えていただきたいと思います」 山本伸一は、大きく頷いた。 「大変に重要な問題です。これから…

小説「新・人間革命」  6月17日 波濤54

山本伸一は、刈野のぶ代の質問に答えて、語っていった。 「人生を生きるうえで、何事も、努力をするのは当然です。しかし、努力が実る人もいれば、実らない人もいる。そこに、運・不運という問題がある。 さらに言えば、大音楽家になっても、必ずしも幸せに…

創価女子会館開館3周年記念協議会での名誉会長のスピーチ ⑤

一、女子部の「永遠の五指針の第五は、「永遠に師弟勝利の門を開く」である。 有名な御聖訓には、「女子は門をひら(開)く」(御書1566ページ)と仰せである。 一人の乙女から、どれほど大きな幸福と繁栄の門が開かれていくことか。 「門を開く」‐この…

創価女子会館開館3周年記念協議会での名誉会長のスピーチ ④ 2009-6-10

創価女子会館開館3周年記念協議会での名誉会長のスピーチ ④ 2009-6-10 正義と友情の華の対話を 世界人権宣言に尽くした米国の母 私たちの歴史は私たちが創る! 語った分、仏縁が広がる。 語った分、永遠の福運に 一、「一人」の真心が、どれほど偉大か。 「…

創価女子会館開館3周年記念協議会での名誉会長のスピーチ

何があっても負けない青春 女性革命家ローザ・ルクセンブルグの叫び 勇気を出せ!勇気を! 何も恐れるな 一喜一憂するな 忍耐の根に勝利の花 一、「女子部 永遠の五指針」の第三は、「何があっても負けない青春」である。 日蓮大聖人は厳然と記しておられる…

創価女子会館開館3周年記念協議会での名誉会長のスピーチ ②

世界一の生命哲学を学ぶ 虚栄や偽善に惑わされるな 若き心に教学の柱を 戸田先生「大仏法の探求は大いなる感動 一、「女子部 永遠の五指針」の第二項目は、「世界一の生命哲学を学ぶ」である。 日蓮大聖人は明確に、「持たれる法さえ第一ならば、持つ人も同…

創価女子会館開館3周年記念協議会での名誉会長のスピーチ ①  2009-6-4

戦えば大功徳が 一、先生は、創価の女性に対して、「信心」に生き抜くことを徹底して教えられた。 「御本尊を信じなさい。創価学会を信じなさい。御本尊の向かつて左側には『有供養者福過十号』(供養する有らん者は福十号に過ぐ)とあるではないか。 戦った…

創価女子会館開館3周年記念協議会での名誉会長のスピーチ ①  2009-6-4

題目こそ絶対勝利の力 御聖訓 「ただ南無妙法蓮華経と唱えていきなさい」 世界一なる華陽会かな 一、念願だった「創価女子会館」を、ついに訪問することができた。こんなに、うれしいことはない(大拍手)。 とくに「名誉館長」でもある妻は、いつもこの福智…

小説「新・人間革命」  6月16日 波濤53

山本伸一は、ここで、ひとまず話を終えると、皆に言った。 「今日は、みんなの質問を受けよう。聞きたいことがあったら、なんでも聞きなさい」 彼は、一人ひとりに視線を注ぎ、二十一世紀に思いを馳せた。 “皆、婦人部の中核に育っているだろう。婦人部長も…

小説「新・人間革命」  6月13日 波濤52

山本伸一は、「青春会」のメンバーに、二十一世紀の女性リーダーに育っていくために、読書の大切さを訴えた。 「一般の教養書などを読むことも大事です。 しかし、人生の確かな哲学の骨格をつくる意味から、まず、御書を読破していくようにしたい。 難解な個…

きょうの聖教新聞  2009・6・14

★名字の言 ▼ドアのすき間から煙が忍び込んでくるのを目撃した時、どうするかー。米国の心理学者の研究によると、部屋に一人でいる場合は75%が通報するが、大勢でいる時は38%しか通報しない。人は集団でいると責任感が薄れるものだ(M・グラッドウェル…

きょうの聖教新聞  2009・6・13

★名字の言 ▼先日、テレビ番組を見ていて、驚いた。夜明けの動物園。臆病な動物たちから鳴き始める。やがて、園内はにぎやかに。そこへ、めったに鳴かないライオンが、ひと吼え。周囲は水を打ったように静まり返った。まさに「師子の声には一切の獣・声を失ふ…

きょうの聖教新聞  2009・6・12

★名字の言 ▼かつて東京には、多くの路面電車が走っていた。森鴎外、志賀直哉など、文豪たちも自作に路面電車を綴っている。夏目漱石の名作『三四郎』の主人公は、東京に出てきて「電車のちんちん鳴るので驚いた」という ▼今も都内に残る「ちんちん電車」の都…

きょうの聖教新聞  2009・6・11

★名字の言 ▼学会本部が、今の信濃町(東京・新宿区)に移転して今年で56年。「本部の近所はもちろん、各地で会館周辺の方々を大切にし、近隣友好の道を開いてこられたのは池田先生です」。草創からの幹部が明言していた ▼昭和40年、広島会館(現・広島西…

きょうの聖教新聞  2009・6・10

★名字の言 ▼「政府は何をしてるんでしょう」「くたばるものはさっさとくたばれっていう腹よ」「ふん、そう安直にくたばれますか」-これは、昭和23年1月に出た『婦人年鑑』に綴られた主婦たちの会話。発行元は日本婦人新聞社。その編集室が入っていた東京…

きょうの聖教新聞  2009・6・9

★名字の言 ▼アスファルトを割って咲く花に出あうと、しばし見入ってしまう。強固なアスファルトも、成長する植物のような時間をかけて加える力には弱い ▼腰を据え、飽くなき挑戦を貫けば、ついには厚い岩盤さえ打ち破れるー勝利への執念を、小さな花に学ぶ思…

きょうの聖教新聞  2009・6・8

★名字の言 ▼「学生歌を歌ってはどうだろう」「音楽隊の皆さん、頼みます!」。先月の本部幹部会。池田名誉会長の提案で、創価大学学生歌を同大学の出身者が熱唱した。見事な演奏を披露したのは創価グロリア吹奏楽団 ▼予定外の演奏だった。学生歌の練習は、し…

小説「新・人間革命」  6月12日 波濤51

田畑幾子をはじめ、女子部の首脳幹部たちは、関西、九州、中国、中部など、各方面の人材育成グループの人選も開始していった。各方面を担当している幹部は、何度も現地に足を運んだ。 そのなかで、一九七五年(昭和五十年)九月二十八日の、東京を中心とした…

◇ 随筆「人間革命」 188 華陽会の誓い  2009-6-3(1)

◇ 随筆「人間革命」 188 華陽会の誓い 2009-6-3 美しくまた強くあれわが女子部 共に「歓喜の中の大歓喜」の大道を 華陽会 広布の女子部の 先駆たれ 価値ある青春 三世の功徳と 今曰も、日本列島の各地から、そして世界の各国・地域から、女子部の池田華陽会…

小説「新・人間革命」  6月11日 波濤50

女子部の首脳は、人材探しに懸命に取り組んだ。会合に出席すると、終了後に懇談会をもったり、“これぞ”と思うメンバーの家を訪問したりもした。 そして、女子部の首脳同士で常に情報を交換し、話し合いを重ねた。 「すごい人材がいたわ!」 「こういう人がい…

小説「新・人間革命」  6月10日 波濤49

山本伸一は、女子部の人材育成グループの人選基準を示していった。 「それから、教学の力のある人を選ぼう。戸田先生は『女子部は教学で立て』と言われたが、それは人生の哲学を確立しなさいということだ。 教学という生き方の哲学がなければ、仏法のうえか…

小説「新・人間革命」  6月9日 波濤48

山本伸一は、微笑を浮かべて、女子部長の田畑幾子に言った。 「優れた人材としての資質をもっている人であっても、放っておけば、そのまま終わってしまう。ダイヤモンドの原石だって、見つけ出して、磨き抜いてこそ、まばゆい輝きを放つ。それと同じだよ。 …

小説「新・人間革命」  6月8日 波濤47

山本伸一は、笑顔で包み込むように語った。 「今日は、お年寄りから、お子さんまで、参加されています。楽しく、平和な、和気あいあいとした、この姿こそ、学会の実像です。その縮図を家庭につくってください。 女子部の皆さんは、やがて結婚し、ご主人のご…

小説「新・人間革命」 波濤46  6月6日

若き日の 誓い果たせや 崇高な 広宣流布に 生命捧げて 青春時代に「誓い」という種子を植えなくては、人は大樹へと育つことはない。誓いこそが、成長の源泉となるのだ。 一九七五年(昭和五十年)九月二十八日、山本伸一は、神奈川県の箱根研修所で行われた…

2009年 6月号 巻頭言

最前線の「太陽」に最敬礼を! 創価学会名誉会長 池田 大作 わが天地 決意の同志と 朗らかに 三世の舞台と 舞いゆけ 勝ちゆけ 「どんな大きな成功よりも、『あなたのかげで、新しい人生を進むことができた』と言ってもらえるときほど、幸福を感じることはな…

きょうの聖教新聞  2009・6・7

★名字の言 ▼江戸時代後期、大分県日田市に開かれた私塾「咸宜園」。蘭学者の高野長英や兵学者の大村益次郎など、多彩な人材を輩出した名門校である。その教育法には、独特なものがあった ▼1本の線香が燃え尽きる間に読書し、2本目をたく間に、その感想文を…

きょうの聖教新聞  2009・6・6

★名字の言 ▼江戸時代の為政者は、庶民の声を重んじていた。意外かもしれないが、「絶対的なお上と、その圧制に耐える下々の者」という単純な構図は、実態と異なるようだ ▼例えば、幕府が庶民の声を募るために設けた「訴願」制度。各地の役所には、道路整備や…