2009-12-05から1日間の記事一覧

きょうの聖教新聞  2009・12・5

★名字の言 ▼20年ほど前、ある大学の学生部員たちが、大学祭で反戦をテーマに展示を行い、各界の識者に戦争体験を聞き取ったことがある。彼らは日本を代表する評論家である加藤周一さんのもとを訪ねた ▼創価学会員であることを告げると、加藤さんは自宅への…

きょうの聖教新聞  2009・12・4

★名字の言 ▼「逆境とは友だちになれ」。本紙のトーク(11月29日付)に登場した沖縄・興南高校野球部監督の我喜屋優氏の言葉が印象に残った ▼社会人野球で北海道に転勤になった時のこと。氷点下という今まで味わったことのない厳しい寒さに「こんなところ…

きょうの聖教新聞  2009・12・3

★名字の言 ▼「してあげたこと」「一緒に楽しめたこと」「心を動かされたこと」の三つの観点から、きょう一日の子どもとの関係を、振り返って書きつづってみるー。好評をいただいている教育欄の連載「お母さんにエール!」。この欄で、創価大学の鈎治雄教授が…

きょうの聖教新聞  2009・12・2

★名字の言 ▼九州の第2回「中学生・高校生主張大会」。入賞者の原稿をまとめた小冊子を読んで、心現れる思いがした。青春の日々に直面する苦難を、勇気と励ましで克服した未来部員の赤裸々な戦いがつづられている ▼いじめを乗り越えた女子中等部員。学校との…

小説「新・人間革命」  12月2日 未来13

館野光三にとって、大学での二年間は、睡眠不足にさいなまれ、心身の限界に挑んだ“激闘”の歳月であった。眠気が襲うなか、緊張感を保つために、教室では、いつも、最前列に座って講義を聴いた。 一九五九年(昭和三十四年)、卒業した彼は、念願の教師となり…

小説「新・人間革命」  12月1日 未来12

人生に、波乱や試練はつきものである。その時に、どうやって、それを乗り越えていくか。その苦闘こそが、人生の宝となり、わが生命を輝かせていくのだ。 館野光三は、製鋼所に入社して二年目の一九四四年(昭和十九年)十二月、座骨カリエスを患った。 やむ…

小説「新・人間革命」  11月30日 未来11

館野光三の新しい父親は、炭鉱で働いており、子どもたちもいた。いずれも光三より年上であった。 義父たちは、温かく彼を迎えてくれた。やがて妹も生まれた。しかし、館野は、名字が異なり、父が実父でないことから、近所の子どもから、いじめられることもあ…

小説「新・人間革命」  11月28日 未来10

札幌市豊平区に購入してある土地に、創価幼稚園を設立してはどうか――この山本伸一の提案に、学会の首脳や、幼稚園の設立も検討課題としていた創価小学校設立準備委員会のメンバー、創価学園の理事らも、大賛成であった。 そして、幼稚園の設立準備委員会が発…

小説「新・人間革命」  11月27日 未来9

世界最初の幼稚園を創設した、ドイツの教育家フレーベルは、その教育施設を、どんな名称にするか、日夜、考え続けた。 そして、ブランケンブルクを見下ろす丘を歩きながら、突然、「キンダーガルテン」(子どもの庭、幼稚園)という名称がひらめいたという。…

小説「新・人間革命」  11月26日 未来8

創価小学校設立準備委員会が発足して間もない一九七四年(昭和四十九年)の九月二十九日、第二回「北海道青年部総会」で講演した山本伸一は、引き続き、札幌市の北海道青年センター(別名・羊ケ丘会館=現在は豊平文化会館)を訪れた。「北海道大学会総会」…

小説「新・人間革命」  11月25日 未来7

牧口常三郎は、創価教育を実践するために、一貫教育の学校を建設するという構想をいだいていた。そして、その実現を戸田城聖に託していたのである。 それを、戸田から、山本伸一が聞かされたのは、戸田の事業が破綻した苦境のなかで、再起を期して激浪の暗夜…

小説「新・人間革命」  11月24日 未来6

山本伸一は、園長の館野光三の案内で、幼稚園の園内を見て回った。 玄関を入ってロビーの左側には、トンネルのような形をした廊下があり、緑色、オレンジ色、黄色などに彩られていた。 廊下の窓は、園児たちの身長に合わせた低い位置に設置されている。 廊下…

小説「新・人間革命」  11月23日 未来5

山本伸一が、北海道の札幌創価幼稚園を訪れたのは、入園式の前日にあたる、四月十五日の夕刻であった。 幼稚園の門を入ったところで、車を降りた伸一を、園長の館野光三が迎えてくれた。 「竜宮城のようだね」 伸一は、真新しい園舎の青い屋根を見ながら言っ…

小説「新・人間革命」  11月21日 未来4

山本伸一は、一九七六年(昭和五十一年)四月の関西訪問の折には、創価女子高校の第一期卒業生や寮生らと会い、記念のカメラに納まるなど、励ましを重ねた。 また、四月八日の、東京・創価学園の第九回入学式、創価女子学園の第四回入学式には、それぞれメッ…

小説「新・人間革命」  11月20日 未来3

山本伸一は、一九七六年(昭和五十一年)の二月にも、創価学園の首脳たちと今後の運営について語り合い、さらに、寮生、下宿生の代表との懇談会ももった。 また、創価女子学園を訪問し、生徒との茶会や教職員らとの懇談会に出席した。 そして、三月十三日、…

小説「新・人間革命」  11月19日 未来2

創価学会として「健康・青春の年」と定めた、この一九七六年(昭和五十一年)は、「創価教育」の新たな飛躍の年であった。 北海道に札幌創価幼稚園が開園しただけでなく、三月には、大阪・交野市の創価女子学園(現在は関西創価学園)で、第一期生の卒業式が…

小説「新・人間革命」  11月18日 未来1

教育改造を叫んだ創価教育の父・牧口常三郎は記している。 「吾々は未来に望を嘱して子孫の計を立てんのみ。今の処、誰が考えても教育以外に適当なる救済の途は見出し難かろうからである」(注1) 子どもの育成は、未来を建設することだ。ゆえに、教育は、…

きょうの聖教新聞  2009・12・1

★名字の言 ▼「報告・連絡・相談」の頭の文字を取って、「ほうれんそう」と呼んだのは、旧山種証券の山崎富治社長 ▼山崎社長には、苦い思い出がある。中途で採用した優秀な社員が、2年余りで退社した。上司が会社の規定を杓子定規にあてはめ、福利厚生制度が…

きょうの聖教新聞  2009・11・30

★名字の言 ▼「一人のために、みんなで祈ろう!」との呼びかけに地区の有志が集まった。その名も「応援座談会」 ▼男子部の友がリストラに。次の仕事が決まらない。皆で一緒に励まそう。会場には「祈る!○○君の就職大勝利」との張り紙も。唱題半ば、彼の背が震…