2014-11-22から1日間の記事一覧

小説「新・人間革命」広宣譜4 2014年 11月21日

学生部の代表は、歌詞を作り上げていく山本伸一の気迫と速さに目を見張った。 伸一は言った。 「一番は『曠野』のイメージだから、二番は『旭日』のイメージだ。太陽に向かって進んでいくんだよ。『旭日に燃えたつ 凜々しきひとみ』で始めよう」 さらに、三…

小説「新・人間革命」広宣譜3 2014年 11月20日

時刻は、午後四時半を回っていた。 山本伸一は、五時半からは、妻の峯子と共に、新宿文化会館での婦人部首脳の懇談会に出席することになっていた。 彼は、出発時刻ぎりぎりまで、新学生部歌の作詞を続けようと思った。 「さて、四行目だ。ここは、起承転結の…

小説「新・人間革命」広宣譜2 2014年 11月19日

山本伸一は、新学生部歌の歌詞の原案を見ながら思った。 「今、学生部は、人事も一新され、二十一世紀への新出発の時を迎えた。師弟共戦の戦いを起こし、魂のバトンを託す時代が来たのだ。 その祝福と満腔の期待を込めた歌を、私が作って贈るべきではないか……