2018-07-15から1日間の記事一覧

【第27回】全世界の同志と安穏を祈念 (2018.7.12)

法華経の持者は教主釈尊の御子なれば争か梵天・帝釈・日月・衆星も昼夜・朝暮に守らせ給はざるべきや(太田左衛門尉御返事、1017ページ) (通解) 法華経を受持する者は教主釈尊の御子であるので、どうして梵天・帝釈も、日月・衆星も、昼に夜に、また朝…

小説「新・人間革命」 誓願 九十二 2018年7月14日

山本伸一がリオデジャネイロの空港に到着したのは二月九日の午後九時であった。 一行を、ブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁らが、包み込むような笑みで迎えてくれた。 総裁は、一八九八年(明治三十一年)生まれで、一九〇〇年(同三十三年)生まれの恩…

小説「新・人間革命」 誓願 九十一 2018年7月13日

ガビリア大統領は、山本伸一の訪問を心から歓迎し、コロンビアの「サン・カルロス大十字勲章」を贈った。 さらに、この日、伸一は、「日本美術の名宝展」の開幕式に出席し、ここでも文化庁長官から、「文化栄光勲章」を受けている。 九日、彼は、空路、ブラ…

小説「新・人間革命」 誓願 九十 2018年7月12日

二月六日、山本伸一は、アメリカのマイアミから、コロンビア共和国へ向かった。 セサル・ガビリア・トルヒーヨ大統領並びに文化庁の招聘によるもので、コロンビアは、初めての訪問である。 大統領は、一九九〇年(平成二年)八月、同国最年少の四十三歳で就…

小説「新・人間革命」 誓願 八十九 2018年7月11日

山本伸一は、"掲載される写真を、自分との語らいの場面にしたい"という、ローザ・パークスの要請に恐縮した。 後日、出版された写真集が届けられた。彼女の言葉通り、伸一と握手を交わした写真が掲載されていた。 「人権運動の母」の、優しく美しい笑顔が光…

小説「新・人間革命」 誓願 八十八 2018年7月10日

一九九三年(平成五年)を、学会は「創価ルネサンス・勝利の年」と定めた。 山本伸一は一月下旬から、約二カ月にわたって、北・南米を訪問した。 アメリカでは、カリフォルニア州にある名門クレアモント・マッケナ大学で「新しき統合原理を求めて」と題して…