『法華経見宝塔品第十一』 で釈尊は、「諸の大衆に告ぐ 我が滅度の後に 誰か能く 斯の経を護持し読誦せん 今仏の前に於いて 自ら誓言を説け」 と、このような趣旨を３回にわたって勧め命じました。これを 「三箇の鳳詔（勅宣）」 と言います。 これを受けて …

羅什三蔵は、七歳のときに出家し、諸国を遊歴して大乗経を学びました。特に法華経を、師・須梨耶蘇摩大師より 「仏日西に隠れ遺光東北を照らす玆（こ）の典東北諸国に有縁なり汝慎（つつし）んで伝弘せよ」（399P） と、付属を受けました。天竺より東北諸国…

日蓮大聖人は 「月氏より漢土へ経論わたす人一百七十六人なり其の中に羅什一人計りこそ教主釈尊の経文に私の言入れぬ人にては候へ」（1007P） と讃えられています。この名訳があってこそ、法華経の精神は、中国そして日本へと正しく伝えられ、大聖人様によっ…