2017-11-18から1日間の記事一覧

鑑真と羅什

『法華経見宝塔品第十一』 で釈尊は、「諸の大衆に告ぐ 我が滅度の後に 誰か能く 斯の経を護持し読誦せん 今仏の前に於いて 自ら誓言を説け」 と、このような趣旨を3回にわたって勧め命じました。これを 「三箇の鳳詔(勅宣)」 と言います。 これを受けて …

羅什の舌焼けず

羅什三蔵は、七歳のときに出家し、諸国を遊歴して大乗経を学びました。特に法華経を、師・須梨耶蘇摩大師より 「仏日西に隠れ遺光東北を照らす玆(こ)の典東北諸国に有縁なり汝慎(つつし)んで伝弘せよ」(399P) と、付属を受けました。天竺より東北諸国…

鳩摩羅什

日蓮大聖人は 「月氏より漢土へ経論わたす人一百七十六人なり其の中に羅什一人計りこそ教主釈尊の経文に私の言入れぬ人にては候へ」(1007P) と讃えられています。この名訳があってこそ、法華経の精神は、中国そして日本へと正しく伝えられ、大聖人様によっ…

【第93回】 無冠の友の功労に感謝 (2017.11.9)

『仏は文字に依(よ)って衆生(しゅじょう)を度(ど)し給うなり、問(と)う其(そ)の証拠如何(しょうこいかん)、答えて云(いわ)く涅槃経(ねはんきょう)の十五に云く「願わくは諸(もろもろ)の衆生悉(ことごと)く皆出世(みなしゅせ)の文字を…

【第92回】 新たな拡大の道を (2017.11.7)

『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし』 (諸法実相抄、1360ページ) 〈通解〉 はじめは日蓮一人が南無妙法蓮華経と唱えたが、二人・三人・百人と次第(しだい)に唱え伝えてきた…

【第22回】世界の友と人間革命の行進 (2017.11.16)

全国、全世界の同志と共に、晴れ晴れと創立の日を迎えることができ、これほどうれしいことはない。 栄光の未来を開く宝友の幸福勝利と無事安穏、そしてSGIの大発展を祈って、広宣流布大誓堂で勤行・唱題した(13日)。 総本部も一段と整い、人間主義の…

【第21回】誓願の青春スクラムは堂々 (2017.11.6)

「青年拡大の年」の総仕上げへ、日本も、世界も、若人が力強く邁進している。 仏法源流のインドでは、男女青年部が10万を突破する地涌の大連帯を築いた。 釈尊、そして日蓮大聖人が、いかばかりお喜びか。 創立の月・11月は、「男子部の日」(5日)、「女子…

小説「新・人間革命」 暁鐘 六十五 2017年11月17日

一九六〇年(昭和三十五年)、ヒロシ・イズミヤが勤める日本商社の現地法人が設立された。 この年、彼は、日本で知り合ったテルコと結婚した。 彼女は、春にカナダへ渡り、山本伸一のカナダ初訪問の折に、トロントの空港で伸一の一行を迎えたのである。 その…

小説「新・人間革命」 暁鐘 六十四 2017年11月16日

「私は一人で立つ」「自分の足で、敢然と」(注)とは、カナダの画家で作家のエミリー・カーの心意気である。 信心を始めたテルコ・イズミヤは、たった一人から活動を開始した。日本から送られてくる「聖教新聞」を頼りに、知り合った人たちを訪ねては仏法対…

小説「新・人間革命」 暁鐘 六十三 2017年11月15日

山本伸一がニューヨークを発って、カナダのトロント国際空港に到着したのは、六月二十一日の午後四時過ぎ(現地時間)のことであった。 空港では、カナダの理事長であるルー・ヒロシ・イズミヤと、議長で彼の妻であるエリー・テルコ・イズミヤをはじめ、大勢…

小説「新・人間革命」 暁鐘 六十二 2017年11月14日

山本伸一は、さらに、呼びかけた。 「意見の違いがあったとしても 確かなる目的の一点だけは 忘れずに進みゆく君達よ! 今日も学べ 今日も動け 今日も働け そして今日も一歩意義ある前進を 明日もまた一歩朗らかな前進を 尊極なる妙法と日々冥合しながら 社…