【第93回】 無冠の友の功労に感謝 (2017.11.9)

 
『仏は文字に依(よ)って衆生(しゅじょう)を度(ど)し給うなり、問(と)う其(そ)の証拠如何(しょうこいかん)、答えて云(いわ)く涅槃経(ねはんきょう)の十五に云く「願わくは諸(もろもろ)の衆生悉(ことごと)く皆出世(みなしゅせ)の文字を受持(じゅじ)せよ」文』​​​​​​​​​​​​(蓮盛抄(れんじょうしょう)、153ページ)
 
〈通解〉
仏は文字によって衆生を救われるのである。問う。その証拠はどうか。
答えていう。涅槃経の巻十五に「願わくは、もろもろの衆生よ、ことごとく、みな、出世間(仏法の世界)の文字を受持しなさい」とある。
 
同志への指針
日蓮大聖人は民衆救済の御書を留められた。この金文字が輝き光る聖教新聞を日々、配達する無冠の友こそ御本仏の尊き使者であられる。
諸天も讃嘆する大聖業だ。
どうか、「無冠即栄光」「無冠即福徳」の誇りも高く、健康・無事故の幸道を!
寒風の日も、雨や雪の日も、朝一番に届く真心の温もりに感謝合掌し、皆が聖教と共に生命の暁鐘を打ち鳴らそう!​