【第21回】誓願の青春スクラムは堂々 (2017.11.6)
「青年拡大の年」の総仕上げへ、日本も、世界も、若人が力強く邁進している。
創立の月・11月は、「男子部の日」(5日)、「女子部の日」(12日)の節を刻む。
淵源は、1961年、戸田先生に誓った精鋭の大結集を成し遂げた総会である。
──この世から「悲惨」の二字をなくすのだ。その根本の力が広宣流布である。
一人の青年に妙法を受持させることは、その生命を最極の宝塔と輝かせゆくことである。これほど、未来を照らし晴らす聖業はない。
一人また一人と糾合した青年群の熱と力で、この半世紀余り、大法弘通の潮流を起こし続けてきたのだ。
未来部の成長も目を瞠(みは)る。21世紀はもとより22世紀の慈折広布の展望も、私の心には明るく広がる。
恩師は、関西で弘教に挑む私に詠んでくださった。
我が弟子が
折伏行で
築きたる
錦州城を
仰ぐうれしさ
「折伏行」こそ、師恩に報じゆく無上の道である。
関西はじめ、各国各地に聳え光る新時代の錦州城をうれしく仰ぐ日々である。
私が対談したトインビー博士は言われていた。
──多くの指導者は、生死の問題を真正面から解決しようとせず、全て避けて通っている。
ゆえに、世界の未来の根本的解決法は見いだせない。私はこの道を高等宗教、なかんずく大乗仏教に求めてきた、と。
大聖人は、「生死の大海を渡らんことは妙法蓮華経の船にあらずんば・かなふべからず」(御書1448ページ)と仰せになられた。
「生老病死」の苦悩を本源的に打開しゆくSGIは、人類の哲学の大船である。
若きキャプテンたる男女青年部を先頭に、平和の大航路を颯爽と進みゆこう!